AV女優が政治家を目指して、何が問題なのか?

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日本維新の会所属の参議院議員 音喜多駿氏のウェブサイトに興味深い内容がありましたので、一部を引用して紹介します。

「...一方で、注目度が高まれば「注目を浴びるチャンスだ!」とばかりにスキャンダル雑誌のターゲットにされてしまうこともあります。不正確で根拠のない内容も多く、反論するのもばかばかしいと感じる一方、藤田文武幹事長がその場面で的確に論破しました。

元記事は引用しませんが、維新所属の議員に関連する「AV出演疑惑」を煽り、まるで不適切な行為であるかのように報じています。

藤田幹事長は、当該議員のAV出演は事実ではなく(過去にAV女優と共演しただけ)、さらに「もしAV女優が志を同じくして政治家を目指したとしたら、それが何を問題とするのか?」と問いました。差別的な意図を持つ週刊誌の姿勢は許されないとの考えを示しました。これには賛同するべきだと考えますし、これが維新の信念そのものです。

AVや性風俗業であるかどうかに関わらず、合法的であればその職業の優劣は問題ではありません。そこから政治の舞台に進出することは、何の不都合もないはずです。

残念ながら、依然として職業に基づく偏見は存在するかもしれません。しかし、「かつてAV出演したこと自体」を問題視し、あおりたてる報道は、偏見を増幅させる結果につながるかもしれません。

維新は、誰もがチャレンジできる社会を目指しています。その一環として、一部で問題とされる「AV新法」の見直しにも取り組んでいます。前回の国会では進展が見られませんでしたが、アダルトビデオ業界やナイトタイムエコノミーを適切に支えるため、偏見や差別なく産業政策に取り組んでまいります。(引用終了)

私は音喜多氏の支持者ではありませんが、この意見には賛成します。過去にAV出演の経験があることや現役のAV女優であることは、政治家としての資質に何の影響を及ぼすものでもありません。

週刊誌が興味本位で問題視する姿勢は、恥知らず以外の何物でもないでしょう。

ただし、一部の人々はAV女優や性風俗業を軽視する考えを持っているようです。特に、フェミニストの中にも同様の意見を持つ人々がいるのは驚きです。

もしフェミニズムを信奉するのなら、AV女優や性風俗業で働く女性を支援すべきです。女性性は資産であり、それを活用して収入を得ることに何の問題がありますか?

しかし、一部のフェミニストがこれらの女性を排除しようとし、消滅させようとする姿勢は理解しがたいものです。彼女たちが女性の解放を追求する一方で、古い価値観にとらわれているようにも見えます。ポスターなどに露出度の高い服装の女性が描かれるだけで大騒ぎする姿勢も、その一環かもしれません。

欧米でこのような問題が抗議運動を引き起こす例は聞いたことがありません(欧米のフェミニズム運動に問題がないとは言いませんが)。将来的に女性の社会進出を本当に促進し、その地位を向上させたいなら、こうした過去の職業に基づく差別を取り除く努力が必要でしょう。

ついでに書いておくと、最近の若い人たちは知らないと思いますが、1987年にイタリアでハードコア・ポルノ女優 シュターッレル・アンナ・イロナさん(芸名:チッチョリーナ、当時現役であったかは微妙)が国会議員に選出されています。

結構、話題になりましたが、それから現在まで、少なくとも日本では状況はほとんどかわっていないようです。

では

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