「世界の果てまでイッテQ!」での中岡創一さんの受難-やはりテレビはオワコン
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先日の「世界の果てまでイッテQ!」で、ロッチの中岡創一さんのWBC観戦を番組側が妨害した企画が物議を醸しています。
なんでも、中岡さんがWBC決勝戦を観戦するために米国マイアミに渡航したのですが、決勝当日にマイアミ空港に到着するやいなや番組スタッフから3つのミッションが課せられたんですね。
すべてクリアすれば、決勝戦を観戦できるという展開。
中岡さんはなんとかミッションをこなしたものの、球場に到着できたときには、すでに選手の入場シーンは終わってしまっていました。
そして、番組側の企画によって観戦も危うい状況に追い込まれたわけです。
こうした中岡さんの姿を笑えない人も多かったようで、「イジメと変わらない」という拒否反応が続出。
Twitterでは「中岡可哀想」がトレンド入りしました。
この事態を受けて、中岡さんは自身のInstagramを更新し、以下のように語っています。
「イッテQのロケは中岡がバカな事を全力でトライして笑ってもらう事が全てだと思ってます」
「可哀想に見えた人達には見せ方や僕の発言に足らない部分はあったかと思います・・・(中略)可哀想と言われる中岡はまだまだ未熟な赤ちゃん芸人!」
まあ、このコメントは建前ですね。
番組のレギュラーで芸人である中岡さんが番組を批判できるわけも、番組の企画であれば何をされても文句をいうことなんかできるわけもありません。
しかし、この企画としい、先日の春日さんの騒動といい、テレビ局は本当に変わりませんね。
芸人の竹山隆範さんは「ある意味ロケ行って水があって、そこに落ちるっていうのは、例え動物がいようと落ちるていうのは、日本のお笑いの“古典芸能”みたいなもんだったわけだから」としています。
古典芸能ねえ。
私から見れば、ワンパターンのマンネリとしか思えませんが。
古典芸能といえば落語ですが、確かに落語くらいになると伝統を誇れると思います。
しかし、ペンギンがいる池に落ちることはとても伝統芸とはいえない。
要するに、芸人の出演を認めた時点で、どんな約束をしていようが、彼らはアンタッチャブルなんだから、何をされても文句をいうなということなんでしょうね。
ということは、今後は動物がいるいないかにかからず、あらゆる公共施設、さらに一般の娯楽施設、果ては飲食店まで、芸人を出禁にしないといけないということになりませんか。
どっきりなんてこともあるので、プライベートに見えても出禁にしないといけない。
これはテレビ局も芸人も自分で自分の首を締めていることになると思いますが。
そして、私が考える一番の問題は、春日さんの件も中岡さんの件も、おそらく多くの視聴者が笑わなかったことです。
「あれダメこれダメって、基本的にはダメなことをやってるから皆が笑ってるわけだから・・・」と竹山さんはいっていますが、今の視聴者はそんなことを面白いと思わないのです。
テレビ局も芸人も笑いを取っているつもりで、実際には面白いと思っているのは自分たちだけになっていることがわかっていないんですね。
まさにマンネリのワンパターン病。
テレビがオワコンである一つの証拠でしょう。
では