金持ちになれるかどうかは遺伝次第!?

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大抵の人はなんとかして大金持ちになりたいと夢見ているのではないでしょうか。

当たり前ですよね。

私もそうです。

そして、普通は金持ちになれるかどうかは本人の努力次第だと思っているでしょう。

もちろん、運の要素も大きいですが。

しかし、ひょっとしたら、40代の収入は半分以上遺伝で決まるかも知れないのです。

いやいやそんなことあるわけがないと言うでしょうから、以下に簡単に説明します。

先日、Nature Publishing Groupが出している科学誌「Nature Communications」に「約29万人のゲノムを探索し、高収入に寄与する149個の遺伝子座を発見した」との発表がありました。

つまり高収入を得る人は高収入遺伝子を持っているということですね。

能力、性格といった様々な形質は、親から受け継いだ「遺伝要因」と、生活や教育といった「環境要因」の両方の影響で決まりますが、重要なのは遺伝と環境がどのぐらいの比率で影響するのかというところです。

たとえば、音楽の才能は約90%、スポーツの才能は約80%が遺伝の影響とする説もあります。

また、気になる知能については、児童期が約40%遺伝の影響を受けるのに対し、成人期初期には約70%の影響を受けるとされています。

つまり年齢が上がるにつれて遺伝的要因は強く現れやすくなるということですね。

そして、ある研究において20~60歳の男性について収入に対する遺伝の影響が年齢でどう変化するかが調べられています。

通常、収入も年齢に応じて遺伝の影響は少なくなると考えられていますが、現実は大きく異なるようです。

新入社員に比べて30代、40代と年齢が上がるほどに、「仕事ができる、できない」が分かれ、そこには遺伝的影響が現れている可能性が高いのです。

ただし、この研究結果は男性に限られます。

フェミニストさんたちは怒らないでくださいね。

科学的研究の結果なんですから、気に入らなくても文句をいわないでください。

話を戻すと、上記の研究では、女性の場合、生涯にわたって収入における遺伝的影響はほぼないとの結論が出ています。

また、遺伝的に高い収入を得られる可能性がある女性でも、なんらかの理由(未就労、パートタイム)で収入が少ない人が沢山いますからね。

要するに、生物的な性差で収入への遺伝的影響が少ないということではなく、女性の社会進出の在り方を反映しているわけです。

ところで、教育的投資の収入に対する影響についてですが、これは10%程度との結論が出ています。

なかなか微妙な数字ですが、より良い教育環境の整備が収入に10%も影響するという事実は無視できないと考える人も多いでしょう。

実際、貧困層に生まれ教育環境が良くない場合には、どれだけ優秀な遺伝子をもっていても、能力が発揮されないという結果が出ていますし。

また、いうまでもないと思いますが、どんなに遺伝的に有能であったとしても、努力無しにはその有能さが発揮されないことを忘れてはいけません。

持って生まれた素質が花開くように自分自身をスキルアップさせる意志を持ち、そのような環境に身を置くことが大事なのです。

もちろん、これらの研究結果にはその時代の社会の体制や評価基準が反映されていますから、社会の状況が変われば、当てはまらなく可能性はあります。

では。

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