マッチングアプリ詐欺と国際ロマンス詐欺

記事
占い
今日は、昨日に続きマッチングアプリ詐欺、そして国際ロマンス詐欺を取り上げます。

まず、少し手のこんだマッチングアプリ詐欺の話から。

これは昨日紹介した、「ぼったくり」や「なりすまし」よりも、少々手がこんでいます。

マッチングアプリで知り合うまでは同じですが、LINEでやり取りしているうちに、徐々に恋愛の話が少なくなり、FXや株などの投資を勧められるようになります。

「将来のために一緒に稼ごう」「結婚資金をためよう」といった感じで結婚をほのめかして、ニセの投資サイトに誘導し、投資資金を送金させるんですね。

そして、最終的には相手とは連絡が取れなくなるというわけです。

次は国際ロマンス詐欺。

ご存じのことと思いますが、国際ロマンス詐欺とは、外国人詐欺師や外国人を装った日本人詐欺師がインターネット上のSNSやマッチングアプリ、出会い系サイトなどから言葉巧みに近づいて、恋愛感情を持たせ、様々な手口を使ってお金を送金させる特殊詐欺のことです。

2018年頃から報告され始め、その後急激に増加し続けています。

もちろん、日本人だけがターゲットにされているわけではなく、世界的に被害が増えているとのことです。

詐欺を行う人間の国籍・人種ですが、中国系やアフリカ人、インド人、韓国人、日本人などが目立つとされています。

ただし、詐欺師が演じる「キャラ」としては、シンガポール、アメリカ、ドイツ、韓国、台湾、香港が多いようです。

また、狙われるのは男性だけではなく、女性の被害者も多数に上るとのことです。

たとえば、かなり高齢の女性がSNSで知り合った外国人の男性に、実際に会ったこともないのに、数十万円を送金したという話を実際に聞いたことがあります。

日本人に被害が多いのは、海外への憧れが強いことが理由として上げられるでしょう。

さらに日本人の基本的に親切で、断るのが苦手、押しに弱いといった国民性もあるかもしれません。

そして、興味深いのは、国際ロマンス詐欺の被害者の中には、

「恋愛感情はなかった」

「本当に困っている感じがしたのでお金を振り込んでしまった」

「シングルファーザーで大変そうだから」

といった色恋以外の理由でお金を払ってしまう人もいることです。

いずれにしても、普通の人は見知らぬ人間に頼まれて、送金するなんて信じられないと思うでしょう。

しかし、SNS空間では、親しくやりとりを続けるほど、実際に顔を合わせたこともない相手のことを、なぜかよく知っていると思い込みがちです。

そして、上に書いたような日本人の性格もあいまって送金してしまうようです。

SNSは非常に便利なツールですが、さまざまなリスクが潜んでいることは忘れないでください。

マッチングアプリ詐欺も国際ロマンス詐欺も、最初は普通のやり取りをしますから、気がつかないかも知れませんが、少しでもおかしいと思ったら、警察等の専門機関に相談しましょう。

それに抵抗があるのなら、まず友人に相談することです。

本人は頭に血が上っていても、他人は客観的に見てくれますから、冷静な判断を下せるようになるはずです。

では

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す