元読売テレビアナウンサーで元ニュースキャスターの辛坊治郎氏がツィッターで電力不足、原発再稼働、そして太陽光パネルについていろいろと面白い発言をしていますのでご紹介しましょう。
7月2日付「辛坊治郎 公認【辛坊の旅N】」より
-日本で「原発動かしたら電力不足解消」と思ってる人は多いだろう。
これは完全な間違い。
例えば東電管内の稼働可能な原発を全部動かしても、東電管内の太陽光発電の最大出力に遠く及ばない。
関東の人が熱中症で死なないのは、太陽光パネルのおかげだ。
刮目、土下座して発電者に感謝すべきなのだ😁
-バカばかりか?
もし今日、太陽光パネルが出力をやめたら、即、東京は大停電する!
事実を見ろ!バカども!
-それは例えば柏崎刈羽が全機動いていたとしてもなのだ!
-関東の諸君!
今日皆さんが日中に使う電気の三分の一は太陽光で発電されている!太陽光否定派は3割電力削減してみなさい。命に気をつけてね(^.^)
熱中症で死んでも俺のせいじゃないよ。
-もう一度言うよ。今日本中の太陽光パネルが発電している電力は、日本の稼働可能な原発全部をフル稼働しても追いつかないのですよ。(引用終り)
どうです、なかなかでしょう。
こういうのを傲慢不遜というのでしょうね。
私は辛坊氏がニュースキャスターをしていた番組をまともに見たことはありませんが、もう少し上品そうに装っていたような気がします。
しかし、この文章では本性が出た。
まあ、もともと辛坊氏はそういう人なんです。
大昔のことですが、少年犯罪が増加しつつあるという明らかに間違った主張をして、それを指摘されると激昂し、相手を罵倒していましたからね。
それはいいとして、辛坊氏の主張にはかなりおかしい点があります。
たとえばジャーナリストの有本香氏は以下のように述べています。
「まさに『バカの叫び』。反原発&再エネ教は恐ろしいね。誰も「太陽光パネルの出力を止めろ」なんて言っていないが、この藁人形論法を見る限り、辛坊氏もお土産グループの一員なのかな。
-総発電量だけで比べても意味ないの。問題は安定性。夜は発電しない、雨降りには発電しない、そんなワガママお嬢様みたいな太陽光発電のバックアップを火力や原発でしてきたわけでしょ。誰も太陽光止めろとは言ってない。ワガママお嬢に1億3000万の命と経済活動を預けられますかという話。現実を見て。(引用終り)
極めつけは、士譚【Samurai Dan】さんのツィート。
-辛坊治郎の兄は、辛坊正記。
蓄電池売ってるエリーパワーの前常務取締役で現顧問。
太陽光に感謝しろと叫んでますが、お兄さんにお金貰って宣伝部長でも頼まれましたか?(引用終り)
なるほど、そういうことなのか、からくりがわかりました。
ネットでも辛坊氏の論調が某元大阪市長とそっくりだと話題になっているくらいです。
しかし、今、われわれが考えるべきは、如何にして電力不足に対応するかでしょう。
原発を再稼働させたら太陽光パネルが使えなくなるわけではありません。
誰も太陽光パネルを失くせとはいっていない。
電力不足解消のために、原発を再稼働させろといっているだけ。
辛坊氏は原発に対する根強い反感があるようですが、そんなことをいっている場合ではないでしょう。
太陽光パネルと原発の両方を使えばいいだけです。
ところで、辛坊氏は一連のツィッターでの発言を巡ってひろゆき氏と論争を繰り広げており、さらなる下品さを丸出しにしています(もちろん、ひろゆき氏も)。
お互いに相手を「お馬鹿さん」や「頭の弱い人」呼ばわりで、みにくいとしかいいようがないのですが、余裕がないのでこれ以上紹介しません。
興味がある方はご自分で調べてください。
では