「IPPON女子グランプリ」開催-女性は大喜利に向いていないのか?
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昨日、フジテレビで「IPPON女子グランプリ」という番組をやっていたのですが、ご覧になりましたか。
なんでも大喜利番組「IPPONグランプリ」に女性がほとんど出ていない、女性差別だといった批判の声があり、これに応えようと企画された「新たな笑いの実験」とのことです。
のっけから、話が逸れますが、確かに、最近の同番組には男性しか出ていないものの、昔、女性も見たこともあるような気がしましたので調べてみました。
すると、この「IPPON女子グランプリ」にも出演している箕輪はるかさん、椿鬼奴さん、 近藤春菜さん(箕輪はるかの相方)渡辺江里子(阿佐ヶ谷姉妹)大久保佳代子(オアシズ)が出演していました(大久保佳代子のみ2回出演)。
ただ、この程度では、男性偏向といわれても反論できないでしょうね。
とはいえ、大喜利番組ですから、なにがなんでも男女同数にすればいいというものでもないので難しいところです。
やはり面白い回答を矢継ぎ早やに出せないといけない。
そんなこともあって、テレビ局も頭をひねったのだと思います。
それはいいとして、話を戻すと、「IPPON女子グランプリ」は「女芸人」部門と「女性タレント」部門に分けられており、「女芸人」部門には福田麻貴さん(3時のヒロイン)、イワクラさん(蛙亭)、加納愛子さん(Aマッソ)、箕輪はるかさん(ハリセンボン)、「女性タレント」部門には渋谷凪咲さん、王林さん、神田愛花さん、滝沢カレンさんが出演しました。
それで、私の感想をいわせていただけば、なかなか面白かったと思います。
特にそれぞれの部門で優勝した箕輪はるかさんと滝沢カレンさんは突出していましたね。
箕輪はるかさんは普段は大人しいので、面白い回答を連発されるのにはびっくりしました。
また、滝沢カレンさんは日本語の表現が独特で、ある番組でやっていたナレーションが一部では評判になったくらいなのですが、頭の回転が非常に早いようです。
そして、健闘賞は王林さんですね。
彼女も独特の青森なまりでぶっとんだ発言をするのでバラエティでも人気ですが、発想が面白い。
ついでに書いておくと、女性タレント部門に出ていた神田愛花さんは、チェアマンを務める松本人志さんが進行をストップさせ、注意を与えるような回答を繰り返したりと、若干場違い感がありました。
恐らくネットでも叩かれると思いますが、「・・・裏おもしろいはあるので大丈夫です」と松本さんも言うとおりこういうジョーカー的な人がいても別にいいでしょう。
ちなみに私が一番気に入った回答を上げると、「壁ドン以上のキュンキュンを教えて下さい」とのお題への渋谷さんの解答「尻モギ」ですね。
これにはスタジオで解説していたた松本さんや川島明さん(麒麟)も感心していました。
もう一つは、「コンパで横の席になったケンタウロスを褒めてあげて下さい」とのお題への王林さんの「終電逃しても大丈夫ですね!」も良かったと思います。
とここまで読むと「IPPON女子グランプリ」をかなり評価していると思われるでしょう。
しかし、申し訳ありませんが、やはり本家の「IPPONグランプリ」と比べるとかなり劣ることは否定できないでしょう。
全体的にキレがないというか、面白みに欠けているような。
実は、「IPPONグランプリ」に女性がほとんど出ていないことから、女性は大喜利が苦手なのではないかとの疑問が提起されたのですが、私もそう思います。
ただし、元々、大喜利に限らず、笑いはほとんどの場合、男性の感性の下に作られたものです。
そして、今回の「IPPON女子グランプリ」もそうでしたが、審査するのも男性です。
女性の感性で出された回答を男性が判断すれば、男性向けの回答が評価されるのは当然といえるでしょう。
批判を覚悟で書くと「IPPONグランプリ」を始めとする大喜利番組は男性のものであり、今後も女性が出演する同種の番組が企画されると思いますが、それが主流になることはないでしょう。
これは決して女性を蔑視しているのでも、差別しようとしているのでもありません。
女性には女性の感性があり、それを尊重すべきだと考えているだけです。
では