車の維持費について解説・シュミレーション

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2500ccの車であれば乗らなくても毎月2万5千円程かかります
前回地方移住の記事の中で、地方は車の所有が必須になるため場合によっては都心よりも生活費が高くなってしまう可能性があると解説しました。

今車を持っていない人は車の所有にどれくらいのお金がかかるかイメージしにくいと思います。

また、自分が持っている車の正確な維持費を把握している方は意外と少ないんじゃないでしょうか。

そこで今回の記事では、車の維持にどの様な費用がかかるのかの解説や、シュミレーションをやっていきたいと思います。

車の維持にかかる費

まずは車の購入費やガソリン代を除いた、維持にかかる費用を見ていきましょう
・自動車税(毎年)
・自動車任意保険(契約により月払い、年払いなど)
・車検費用(2年に1回、新車時のみ3年。法定費用+整備費+重量税)
・整備費、消耗品費用(タイヤ、バッテリーなど)
・駐車場代
・その他
自動車税、軽自動車税
 自動車税は車の排気量によって異なってきます。
 下記の表が自動車税の一覧です。
自動車税.PNG
また軽自動車税は下記のようになっています。
2015年3月末までに新車登録・・・7,200円
    4月1日以降に新車登録・・・10,800円

・自動車任意保険(契約により月払い、年払いなど)
自動車任意保険はドライバーの年齢、車種、補償範囲などにより大きく変わってきます。

・車検費用(2年に1回、新車時のみ3年。法定費用+整備費)
車検時には法定整備費用のほか「重量税」や「自賠責保険」の支払いを合わせてします。車検を受けていないと「一発免停」や「罰金」などの罰則があります。

・整備費、消耗品費用(オイル、タイヤ、バッテリーなど)
意外と知られていませんが車検以外でも、安全に車に乗るために「12ヵ月点検」や「6ヵ月点検」などが義務付けられています。車検と違い罰則はありませんが、車を長く安全に乗るためには必要な費用です。
また整備を怠っていた場合、事故を起こしてしまった時の過失の割合にも影響する事があるようです。

さらに車には様々な消耗部品があります。下の表は主な消耗品の、交換時期や費用の目安です。
車 消耗品.PNG
また上の表以外の部品でも「エアコンフィルター」や「ブレーキパット」のような、数千円~数万円の消耗部品がたくさんあり、長い期間乗るほど交換が必要なタイミングが増えてきます。

駐車場代
駐車場を借りる必要がある人はあらかじめ金額を調べておきましょう。

維持費を安くする方法

・エコカー減税対象車を選ぶ
 エコカー減税対象車を購入すると適応期間の間は「自動車税」が安くなります。またエコカーは燃費がいいのでガソリン代の節約にもなります。
 ただしエコカーの電気自動車やハイブリッド車などは、通常のガソリン車に比べて車両価格が高くなりがちなので、「減税額+ガソリン代」と「車両価格の差」の両方を踏まえて検討しなくてはいけません。

・任意保険を見直す
任意保険の保険料は様々な条件のもとで決定されるため、契約条件を工夫することで安く抑えられます。例えば運転者を本人限定にしたり、運転者の年齢制限を付けてたりすることによって保険料を安くすることが出来ます。

・消耗品の交換など自分でできることを増やす
耗品を自分で交換できれば、お店に頼むよりも費用がかなり安く抑えられます。
ただし「壊すリスク」や「怪我のリスク」などがありますし、手間もかかるためそういった作業が苦手な方は無理をせずお店に頼む方がいいと思います。

・丁寧な運転を心がける
例えば、荒っぽい運転をすれば燃費は悪くなりますしタイヤの消耗も早くなります。またエンジンを停止した状態でのエアコンの使用などはバッテリーの負担が大きいです。このような悪い使い方をすれば車の維持費は高くなってしまいます。
 ですので維持費用を安くするために「丁寧な運転」や「部品に負担をかけない使い方」などを心がけるようにしましょう。

やってはいけないこと

・何でも値段で決める
車の購入や整備などで「安い部品」「安い業者」と何でも値段だけで決めるのは要注意です。
 「安かろう悪かろう」という言葉があるように、安い部品は消耗が早かったり壊れやすかったりすることが多いです。
また悪質な業者に引っ掛かると、「事故歴・修復歴の詐称」「不要な部品交換」など、買うときも整備する時もリスクが高くなってしまいます。

・交通違反をする
当然ですが交通違反をして捕まると罰金を払わされます。また違反歴があると免許更新の際の費用が高くなります。

種別年間維持費シミュレーション

3種類の車でシュミレーションしてみましたので参考程度に見てみてください。
車維持費 試算.PNG
※このシュミレーションではガソリン代や消耗品を含めずに、車を「所有してるだけ」でかかる費用です。またあくまで費用は目安なので、所有する車の種類や条件により変わってきます。

次はご自身が「持っている車」や「購入を検討している車」で実際にシュミレーションしてみましょう。
車 維持費シュミレーション.PNG

レンタカー・カーシェアの選択肢も

車を頻繁に乗らないという方であれば「レンタカー」や「カーシェア」を選択肢に入れることもありだと思います。

「レンタカー」や「カーシェア」の場合、1回当たりの利用金額は高く感じるかもしれませんが、利用料以外の維持費がかからないので、頻繁に乗らない方であれば購入するよりも安く済みます。

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