#101 原因不明の小児急性肝炎、国内で1人確認
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原因不明の小児急性肝炎、国内で1人確認 厚労省発表
2022年4月25日
厚生労働省は25日、英国などで報告が相次ぐ原因不明の小児肝炎の可能性のある症例が国内で1人見つかったと発表した。
医療機関から自治体を通じて21日に報告があり、厚労省が世界保健機関(WHO)が暫定的に定めた「可能性例」の基準を満たすと判断した。
入院した患者の症例で肝移植は受けておらず、新型コロナウイルスやアデノウイルスの検査は陰性だった。
A~E型肝炎を除く16歳以下の急性肝炎について、WHOは「可能性例」としている。
国内でこうした小児の急性肝炎の事例が増えているかどうかは不明という。
WHOの報告によると、4月21日時点で、原因不明の小児の急性肝炎が11カ国で少なくとも169例確認されている。うち1人が死亡した。
74例でアデノウイルスを検出したが、原因となるウイルスは不明とされている。