面接対策のプラスα【外見編】

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こんにちは。
キャリアコンサルタントの辻です。

面接、お好きですか?
私は嫌いです。字を見ただけで胃がキュッとなります。

お見合いに例えられることもあり、
商品(=自分)を売り込む商談に例えられることもある、面接……。
私のような小心者にとって、どれだけ準備していても
口から臓物が全部出そうになる一大試練……。

脳みそさえも真っ白になり、主人である私を裏切るこの瞬間、
準備さえしておけば、確実に味方になってくれるものがあります。

「外見」です。

総務として働いていた頃、面接希望者が来社された瞬間に、
選考が進むかどうか何となく分かりました。
おそらく多くの事務方に、似たような経験があるのではないでしょうか。

ある程度まで選考の進む方々が、一様に
「前向きでガッツがあって実績も満点」だった訳ではありません。
ポジションによって求められる人物像がまったく異なるからです。
もちろん顔立ちがきれいだとか、体つきが素敵だという意味でもありません。

ただ皆さま、分かりやすいのです。
話し始める前から、どんな方か何となく想像がつきます。

快活。
沈着。
豪快。
優しい。
真面目。
抜け目ない。

「私、こういう者です」と全身でお伝えくださるのです。

思い描く人物像と、お話しくださる内容が無理なく一致した時、
こちらは勝手に「信頼できる人だな」と感じます。
面接官も人間ですので、未知の相手は警戒しますし、第一印象は持ちますし、
それが保証されればホッとするんですね。

同じポジションを争う方が別にいらっしゃって、
その方が同じくらいの業績をお持ちで、かつ、なにかしら捉えにくい印象だった場合、面接は探り探り進むことになります。
聞き尽くしたかな、と思うことはあっても、信頼感につながるような安堵はありません。この時点で「外見」に配慮した方は一歩リードしています。

繰り返しますが、持って生まれた美醜は関係ありません。
自分の「外見」から、出来るだけノイズを減らすという意味です。
あなたがどんな方なのか、何を大事に思い、誰と働いてきたのか。
そういったことが分からなくなるような、装いや態度は避けるということです。(あくまでビジネスマナーの範囲内で)

人によっては、大きな声で「失礼します!」よりも、
落ち着いた声で「失礼します」のほうが効果的かもしれません。

30度のきちんとしたお辞儀よりも、失礼にならない程度に、
ぴょこんと頭を下げたほうが「らしい」こともあり得ます。

「外見」に語らせるためには、ご自身をしっかりと把握しておく必要があります。
あなたはどんな方ですか。
何を大事にしていますか。
これまで何をしてきて、これからどうなっていきたいと考えていますか。

簡単に書いていますが、これがまた実になかなか難しい作業でして……。
その分、一度やってしまえば、面接はもちろん、お見合いにも商談にも応用できるプラスαになるはずです。

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