関係者全員と話すことで “木” と “森” 両方を見る

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ビジネス・マーケティング
自分達の都合にあまりに偏っていたり、大事な視点がすっぽり抜けた提案を持ってくるメンバーがいます。本人は頑張って考えたのに、とても関係者に受け入れられる提案に仕上がっていないため、却下せざるをえません。やる気はあるのに、やる気が空回りしているようで残念です。

そんな時、僕は、そのメンバーに、「①この問題に関連する全ての木をリストアップして、その一本一本を虫の目で見て、次に、②森全体の形(構図)を鳥の目で見るように描いて、③それらを何度も眺めながら考え続けると、不思議なことに霧が晴れるように問題の本質が見えてくるよ」とアドバイスしています。

そして、関連する一本一本の木を虫の目で見るために、誰と誰と誰に、何をどんな風に聞いたらよいのか考えてもらいます。そうして自分で作業ベースに落とせると、元々あった “やる気” と “するべきこと” が噛み合い、張り切って仕事をしてくれるようになります。そうすると、自分自身で問題の本質にたどり着けることが増え、ますます仕事が面白くなる。こうして仕事のやり方のポイントを掴めたメンバーは、それを他のメンバーに伝えていく。

こうした好循環が生まれたチームは、放っておいても自ら成長してくれる気がします。

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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