初恋の人を30年間忘れられない理由②

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小説
私の学校生活は、「今日、生きて居られて良かった」という言葉を1日ずつなぞるような生活だった。

学校に行くと、椅子に、何十個も画鋲📌が敷き詰められていて、座れなかった。

黒板に「失せろ」などの壮絶な言葉が埋め尽くされているのを見ては私は佇んだ。

私の半径1m以内に近づくと病気になるという説が学校中に広がっていたので、人と話すことは、なかった。授業を聞くことも許されなかった。

授業中にクラスのいろんな人から嫌がらせの手紙が回ってきて、それに返事をしないと、放課後に呼び出されてぼこぼこにされた。

だけど、苦労の多い母に心配をかけることの方がつらかったので、家では明るく振舞った。

それに、先生に言えば、生徒に伝わって、いつ殺されるかわからないという恐怖で私は誰にも相談せずに15歳までを過ごした。



いつか取り戻してみせる ずっと夢に抱いてなんとか1日を生きてきた
普通に友達も欲しいし
普通に彼氏も欲しいし
普通にモテてみたい
いつかは結婚したいし
いつかは子供も欲しい

そう思って。


いったん時空は飛んで

そんな私だが、あることを機に人生は大きく転換した。
実際45歳の今、
現在は、大手人材系企業で営業トップを走り続けている。
そう、思いっきり人とかかわることを生業として生きている。

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