試験が終わり、あな嬉し。

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ようやく、大学の秋期授業が、試験で締め括られ、終わりを告げました。

で、自分がこの先生についていきたいと思ったM先生って、僧侶や密教学の世界では大物ですが、多分なんですけど密かに龍高星型の学者なんだろうなぁ〜って思うんです。

普段、授業もめっちゃワクワクしながら聞いていたので、試験も何とかなるだろうと思ったら、なんと、M先生の試験範囲というのが
「これまで授業でやった一切は試験に出ませんから。この本の中に書いてあることだけ出します。」っていう...
何のための授業だったのか、非常に混乱した。

本の範疇から、語彙をどれだけ記憶してるか見たいな、まさかの記述式暗記型試験だった...学生は授業中、授業聞かずに一生懸命本読んでたけど、そういうことかよ....

その試験の出題の理屈がわからねぇわ〜
M先生〜、変人すぎるよ〜〜!(涙)

そしてギリギリまで頑張ったけど、M先生の試験問題を開いた時、「本って、どんだけ長いのよ、その中からいくつ覚えればいいのよ」って言いたくなるような、悲しい風が吹き抜けたのであった。

当然、答えられず。で、自分だけでなくて、ほとんどの人が白紙に近い状態でテストを提出しているのが見えた時、M先生の含み笑いが見えた気がした。w

早朝だからと、わざと二十分くらい遅れて授業を始めてくれる学生の出席率を配慮してくれる先生の慈愛は、フェイクだったのか!?(涙)
本当は観音じゃなくて、不動明王なのか〜?!!
 何を考えているのか一向に真意が掴めないあたりが、めっちゃ龍高星っぽくて、余計に惹かれた。いつか、キャラを見切るぜ!と決意。
 大学にはまだ面白そうな人はいて、一見、オネエキャラの仏像彫り師を目指すおしゃれなお坊さんがいたり。


 そして、M先生のダイナマイト試験によって爆破され、すっかり自信を無くした自分は全ての試験に落ちるんじゃないかという誇大妄想に不安になった。
 この先、パソコンの変換すら大変な漢字を書くとか、読み方すら想像もつかない用語を延々と覚えるのか、とか、英語以外の外国語をあと3つ習得しなきゃいけないのか、とか、色々な困難が想像されて、悶々としたり、相当、葛藤した試験期間でした。

でも、ある時、ブレイクスルーがやってくる。
「あれ、漢字書けなくて、試験難しすぎて、単位取得できなくても、学んだことは得た訳だから、何も損失ってないんじゃない?」

 そして自分的にも内容がわかってないと自分が思ったんなら、何度だって納得するまで授業、受け直せばいいわけだよね。
 どうせこの先生の授業面白いんだし、何度聞いてもいいんじゃないか。

いい加減何度も受ければ、先生に顔を覚えられて、またきたのってなるよね。そしたら、友達になれるかもしれない。
かえっていいことじゃん。

 卒業したからといってキャリア形成の何になるわけでもないし(学歴があってもなくても、お客さんの数は変わらない)、何をそんなに悩むんだ。
結果を焦る必要なんてない。という当たり前のことに気がついたら、
ストンと腹落ちし、腹をくくれた。

一方、単位が取れないと覚悟した、ビシバシステム系のおばあちゃん教授の試験は、なんとレポートで、
「感想書いてくれれば、単位出すわよ!でもね、仏教を学ぶということは、情報じゃない。自分がどう変容したのか、そっちの方が大事だから、前の自分と今の自分と授業通して、何が変わったのか、自分の思考を書いてよね。」と言われた。

 拍子抜けだ。
しかも2000字。

 自分の仕事では、普通にお客さんにメール返信したら、一回が3000字2本にもなる。鑑定書になると、依頼内容によっては、本の一章分、二章分になることもある。アタタタタ....!と北斗神拳のようにタイピングしている毎日なので、かえって、どう短く書けばいいかわからなかった.....。

 でも、本当に楽しかった。
いろんなことを思考することも、新しいことを知ることも。独学では限界のある複雑な歴史経緯や国ごとの事情や内容を、先生の方から、知りたい人にどんどん喜んで教えてくれる。
どれだけありがたい環境なのか。

 学生さんは親の援助負担を考えると何度も受けるとかそんなことを言ってられないけど、社会人はその点、本当に学びたいことを学ぶ楽しみがある。
学位は、もう後付けで全然いい。できるだけ、この楽しみを続けていきたい。

 スッキリしながら、校門をくぐって、
京都に仏教関係の大学は数あれど、やっぱり、この大学が自分は好きなんだよなぁ〜
って、心から思った。

 大学で密教系人間分析学をやりたい。
そこを旗揚げするにも、インド哲学が専門で、チベット仏教にも詳しい、密教学の変人、M先生に近づきたいけど、まだ近づけない。
なんか、自分はまだその領域にいけない気がする。
何だかわからないけど、先生は違う精神領域にいると本能的に感じる。
 男の体を持っているわけだから、めっちゃ肉体行をやってきたはずの先生なので、修羅場をくぐり終わった後の何かなのかもしれない。
うお〜それは、一体どんな世界なんだ!w
基本的な土台を備えて、実力をつけてから、いつかM先生の見ている世界を見にいきたい。

講義終わりの評価アンケートに先生について何でもいいのでメッセージがあれば、という項目があったので、
「M先生大好きです。先生についていきます。」
とハートマーク付きで書いといた。

自分、女子じゃないけど、M先生の講義は本当に楽しい。
 眠りこける学生の中、先生は目をキラキラさせて授業に食いついてる自分を知っているので、匿名アンケート回答者が誰か気づかれたのか、M先生は次に会った時、なんかニヤニヤしていた。

 残念ながら女子大生じゃないけど、M先生のモチベーションが上がってくれたら、めっちゃ嬉しい。
そして、そのままM先生のウルトラQ級知識を披露して欲しいです。

何年かかるかわかんないけど、先生と南インド行ったり、いつか先生の研究室に入るときを楽しみにしてるわ。

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