Jemmyのじいちゃんの話

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今日は京都駅で「すずめの戸締り」をみてきました。
この映画は、昔の修行仲間で前世が司祭であった男性が「是非みて!」とお薦めしてくれていた映画。すぐに観に行けなかったけど、この機会に朝八時からの上映で行ってきました。

つ〜か、でかいな、京都の映画館。(^_^;
そして地図上では徒歩一分だったのに、実際は無茶無茶大回りして、イオンモールの階段登ったり柱を回ったり駐車場を横切ったりして、現地についてからなおどこへ行けば着くのかわからない、という大迷路みたいな道のりにもびっくりで。結局、時間間に合わなくて、走っちゃったよ。
なんちゅう広さだ。

しっかし、なんで自分って、いつでもどこでもこう、走ってんだろうなぁ(汗)。
と思いながら。

 でも、京都の映画館のお姉さんは優しくて「大丈夫です、本編始まるまでまだ十五分ありますよ」ってチケットの買い方から、そばについて、間に合うようにつきっきりでサポートしてくださった。(T〜T)

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東京じゃ、絶対ありえん待遇すぎて、京都の人の温かさに心がほっこりしたよ。東京の映画館じゃ、あっち。って指差して終わりじゃないかな。

 スーパーのおばちゃんは、レジでにっこり笑って「ポイントつくよ、なんかカード持ってない?ポンタでも、ドコモでもなんでもええんよ?」と会計後も親身にこっちの得を考えてくれたりするし。自分の会計のポイントをこんなに親身に心配してもらえたことなんて東京ではなかった。w

(これだよこれ。愛ってこんな感じ。
こんな情が、昔の日本にはいっぱいあったはずなんだ!)

となんだか、帰り道もメルヘン・スキップ。

 あ〜この際もう、ここに骨を埋めてもいいわ。
 ドライすぎる東京には、正直もう帰りたくないっス。




で、肝心の、スズメの戸締りの感想は、というと。
日本中のレイラインを結界で守っている人たちというのは実際にいるので、「閉じ師」とかいう名前じゃなくて、もう職業名「陰陽師」でいいんじゃないですかね。....って感じやね。w

でも、もう天変地異の災害系やめてください〜。
東北の津波で家族生き別れとかいうテーマは、もう辛すぎるんで。
現実世界で十分だ、と思ったよ〜。


そしてこの映画で、最も気になったのは......
スピリチュアルなサインを受け取ってくださいと紹介してもらったのに、おっさんが気になったのは実際、そこじゃなかった.......

ムキー!(←珍遊記)
なぜ、「颯太さん」は、イケメン設定なのだろう!!!!!

もし、デブで短足で背が低く、メガネとニキビ野郎が九州の坂道の通りすがりだったら、しかもダサいシャツとか着てたら、すずめは学校を抜け出して、わざわざ彼を山の中まで、追いかけたりしなかったのではないか。

颯太が声をかけても、無視して自転車で「ヤバい人や!」と走り去ったんじゃないか。
おお、やっぱり、結局、女子はイケメンなのかよ!

・・・・という不満が残ったのであるよ。w

 そして、もし相手の男が、デブで短足でチビでメガネとニキビだったら、魔法で彼が椅子になったとしても、スズメは「あれかぁ・・・アレな・・・。」と原型を思い返し、椅子にチューしてまで、意識が遠のく彼を起こそうとする事はなく、きっと颯太はそのまま永眠だったかもしれないよなぁ。
 なんと世界の理不尽さを語る映画や。

颯太が、孤独なイケメンとして、魅力本能を発揮したことから、このストーリーが始まり、最後まで続いていく。閉じ師とかは、正直どうでもよく、こいつがイケメンだから続くストーリーじゃないか。

(そして、愛媛、神戸、(大阪?)と西の人は優しいんだけど、一気に新幹線で東に上がってくると、その後、手助けしてくれる親切な人との出会いのシーンは現れない。西の人情がメインで現れ、東の情はなきが如し。)

う〜ん、なんかずるいなぁ。
アニメ映画ってやつは、見た目ブッサイクな男に、運命の出会いってのはおきねぇのかぁぁ!って心の中でふと、思っちゃったわけよ。
(そう、Jemmy、人格は多分そんなに高くないんで。w)

大体、偶然出会ったアニメのカップルってのは、なぜかいつも、お互いの好みが合致することになっている。

でもよ、出会い系で異性とメールのやり取りしてみ?
(もちろん、同性の出会い系でもいいですが。)

実際会ってみたら、「えええ〜写真加工しまくってる〜〜」って、がっかりすること度々だろうに、ましてや見ず知らずの男女が道で会って、恋に発展するってさぁ、これまたなかなか難しいことだと思うんだよね。
 お互いにさかっていれば、話は別かもしれないけどさ。
こういうお話をスタンダードにしちゃうから、今の若い人、みんな、結婚遠のくんだよな。恋に恋する?


 実際、恋というのは難しいぞ。好みを探すのは難しい。
条件が折り合って、それが合致するって、なかなか難しい。

だから、恋をしたければ、とにかくいろんな場へ出て行って、数出会うしかない。(持論)これが現実やん。
お〜い!それがたまたま、通りすがったってぇ〜?!

 コンビニバイトの外人も食いつくイケメンなら東京に五人くらい肉食系彼女がすでにいるかもしれんのに、高校生と数日一緒にいただけで、一生を預ける勢いでコロリといく、孤独なイケメン大学生、そんなのいるかぁ?!
そういうとびすぎな設定多いよな、新海誠。

と、どんどんヒヒジジイ化していくJemmyの頭ン中。


 第一よ、算命学でいっくら、相性ががっちりあった宿命どうしであったとしても、実際に会ってみたら「生理的にダメ」っていうことはよくあるし、美男美女であっても「綺麗だけど、ちょっと好みじゃない」っていうずれってのは、どうしても発生する。このずれってのが、恋にはやたら曲者なんだよ。

だけど、この手のアニメっていうのは、たまたま出会った男女が、好みも合致して必ず恋をすることになっている。この確率ってさぁ、いかに、だよ。

 自分も「運命の人と出会いがあるか見てください」ってプロファイリング頼まれることもあるけどさ、プロファイリングする前から、思うよ。

恋は本当にしたかったら、マシンガン式に狙い撃ちに行かなくちゃいけないよな、って実は思ってるよ。w 視界に入るやつ全て、撃ち落とすくらいの勢いでいけってことよ。

そういう意味では、高校生にして肉食系、イケメンとなったら、素性がしれない相手だろうが、なんだろうが、自分の利用価値をアピールし、どこまでも付きまとうスズメさんは、見習うべき対象かもしれないけどな。

 デブで短足でチビでメガネとニキビだけど、先入観捨てて一緒にいたら、なんだか、そう悪くもない。匂いは好みだ、とか、機械いじらせたら天才とか、動物愛に溢れてるとか、「人間一つはいいとこあるな、かっこいいじゃん」と思わせる男は世の中たくさんいる。

だから、30超えたら、韓流ドラマみたいに盛りすぎなイケメン狙うよりかは、確率的に高いそっちを狙え〜!ってね。

アニメもさぁ、そういうやつが最後には女子から「好きになったよ、お前。」っていわれるような設定の方が、現実感生まれると思うんだけどなぁ。
 元から、イケメン、って、なんて反則な.....面白くない。

ーーーーーー結局、おっさんJemmyはこのハウルみたいな颯太の「イケメン」設定がどうしても気に食わないのであった。

ああああ。問題抱えたブッサイクな男が努力の末、可愛い女の子に好かれるストーリーが、王道やろ。そういうのが一番自分の心が(救われて)スッキリするわ。(※はい。完全に自分のエゴです。)

いやいや、こんなどうでもいい話をしたかったんじゃない。
まぁいいんだよ、そんな話は。w 
今日は、じいちゃんの話をちょろっと書こうと思っただけだから。

 今日、20年ぶりの父と話をするなかで、なんとはなしに聞いたら、私の幼児の頃、爺ちゃんがオルガンを弾いてくれたんだ、俺はそれが嬉しかったんだよ、といってるのを聞いた。へ〜え、あの爺ちゃんが楽器弾くとは知らなんだ。
正直、覚えていない。意外な爺ちゃんの実像だ。


そこで、あの無茶苦茶クセの強かったワンマンじいさんは、結局、一体どんな強烈な宿命を持っていたのだろう、宿命誅殺とか色々持ってたのかなぁ?と気になって、流れの中で生年月日を教えてもらうことになった。

 死んで何十年も経つのだけど、子供の頃の爺さんのイメージというのは、恐怖の大魔王の如く、一族全員に恐れられている感があり、だからこそ一体どんな強烈な宿命だったのだろう、ラスボスの宿命?と、ドキドキしながら蓋を開けたわけよ。

そしたらねぇ〜

ああ、もう、みたまんま。ほんとそのまんまやんけ。
っていう、典型的でわっかりやすい宿命がそこにあった。
むしろ強烈さのない、スッキリした割と普通の宿命だった。

頭に車騎星、主星・東に石門星、天将星二つの最・最身強。ここに鳳閣星二つ、とくりゃあ、もう説得・弁論大会となったらイキイキしちゃって、負けません、ディベート負けません、誰も逆らえません。はいはいはいはい.....
爺ちゃんは、屁理屈王として名を馳せていた。

 総じて、車騎星にこだわりが出る宿命でもあったので、確かにじいちゃんは相当な負けず嫌いで、大人気なく、勝負するとなると孫にも手加減しなかったことを思い出す。
せっかちで、競争や一番が大好きで、ああ、そのエネルギーたるや。
 爺さんは、警察がいないのをいいことに、車を時速80キロで山道いつもぶっ飛ばしていた。事故がなかったのは、本当に強運としか言いようがない。

そして、じいちゃんの宿命見て、もう一つ気がついたことがあった。
父方の祖母は、自分の息子は無理やりこの爺さんにあの嫁と結婚させられたんだ、と陰でよく嘆いていて、私はそれを聞かされて育ってきたので、子供心にもなんと横暴な爺さんよ、と思って育ってきたんだよね。
でも、今回見た爺さんの宿命は、父方の祖母が言うような、大黒屋や悪代官のような人物像とは、全然違うって、そう語ってたんだよね。

 そこに書いてあったのは。

うちの父に惚れ込んだのは、母じゃなかった。実は、この爺さんだった。
ってことだったんだよ。
(側からは、とてもそんなふうには見えなかったけど。)

実際、母は、父を好きは好きだったろうけど、主星・龍高星の、変人・自由人ベースな人なわけだから正直、世間の常識に縛られたありきたりの結婚は、望んでなかったろうし、若かったから、まだ全然しなくてもいい。
...と思うような人だったと思う。
 でも、お前たち付き合ったからにゃぁ、とあんだけ一悶着起こして、爺さんのゴリ押しで、父と母が結婚に至ったその理由っていうのは、実は表向きのいろんな理屈はさておき、このじぃさんが、私の父を「どうしても自分の義理の息子にしたい」と思ったからなんだってこと。

 娘より先に、このじいちゃんが父を気に入ってしまったと言うのが真実だったわけよ。爺さんの親の位置に、父が入り込み、そして車騎星は軍人の星なので、自衛官の父は爺さんの保護者の好みにピッタリと合致してた。
そして結婚後、父は文字通り、この爺さんの保護者の如く、よくお守りをしていた。囲碁のエピソードを前に書いたことがある。

 なんだぁ、結局、この人、父が大好きで大好きで、娘の結婚なのにせっかちだから、自分がしゃしゃり出ちゃって、ドン引きする若者たちのペースを無視して、さらにがむしゃらに突き進んで説得して、どうしても自分の家族に迎えたかったからこその、あの大黒屋や悪代官のようなエピソードだったんだね.....と、宿命を見て、私は、ポカーンとしてしまった。

 親戚たちの、爺さんにあんなひどいことを言われた、というエピソードにしても、おそらくじいちゃん本人の真意は違ってた。
 だって、じいちゃんは頭が車騎星だから、素直に「好き」を表現したくない。だって照れ臭いんだもんね。天貴星だからプライドだって高い。
そう、実際、正直言って、爺さんの口は無茶苦茶悪い。いつも一言多かった。

でも宿命は、爺さんの実像というのは、実際は見えるほど、悪意は全然なかったので、周りがあれほど恐れる必要もなかったということを教えてくれた。
 そして誰一人として、爺さんの愛の形に気がつくことはなかったけど、爺さんは自分では愛を周りに表現してるつもりだったんだよね。w
 なのに爺さんは、結構、いいこともたくさんやったはずなのに、最後まで誰にも気づかれずに逝ってしまった。
爺ちゃん、鳳閣星の「伝達」がちゃんと活かせんかったね。残念だったね。

今となっては、爺さんの考えはなんとなく、わかります。

 車騎星もちは、所詮、挑発はしても、簡単にゃ甘い言葉はかけねぇ男よ。w
誤解されて終わった一生だったね、爺ちゃんよ.....


 本人も周囲をディスってばかりいたし、かげで家族親類に悪口言われてたけど、結局のとこ、じいちゃん、奥さんも子供も、義理の息子も、みんなみんな大好きだったんじゃん。素直に言えば、よかっただけなんじゃん。
 そして本当は、主星・石門星だから、みんなで仲良くしたかったんだよね。
合法しかないしね。

だけど、巨大なムカデを大胆にナタでバッサリやるような、やたらエネルギッシュなあなたじゃないですか。
天将星二つもあって、地支金性一気格だから、やるとなると、度を超えて、ちょっとアグレッシブにやりすぎちゃったりして、周りがびっくりしちゃって、そんで、ちょっと周りから誤解されまくったんだよね。

それが人でなしのように思われちゃった原因なのね。
はぁ〜なるほど、そういう行動軸ね。はいはいはい。

.....って思ったら、子供の頃に見えていた権力のトップに腰を据えるボス猿・爺ちゃんの恐怖の大魔王のイメージは、今日の午前中のバスの中で、一気にガラガラと崩れていった。

爺ちゃん、長らくアンタを誤解してたよ。
 全てはじいちゃんの車騎星的な愛情の裏返し・元気有り余りすぎるが故の、やりすぎ伝説だったことがわかり、これまで上がってきていた被害を受けた報告なども、可愛いエピソードの数々に記憶の中ですり変わっていった。

確かに思い返せば、爺さんはいたって単純で、シンプル思考な人だった。
鳳閣星はパパッと怒ってスッキリ。車騎星もそう。(しかし、やつ当たられた方はがっちり残る。)

そして、石門星だからそうはいっても人に囲まれたいよね。
今となっては、全ての行動の軌道上に爺さんの腹の中にドス黒いものがあったわけじゃないことがわかる。
結局は、受け取った側が爺さんの言動をどう意味付けしていったか、だけだったのだ。
そんなわけで、宿命を通して、思考が理解不能に見えた、あのキャラの立ってた爺さんが改めて、愛おしく思えた。

家族っていうのはさ、毎日顔を突き合わせてるから、なんでもわかってるような錯覚に陥りがちだけど、実際には近くにいても、何一つわかってないのかもしれない。面白いよね。


20年経って、両親と色々話をすると、今は彼らのその全ての動機が見える。
そして、それぞれの特性や価値観に沿って反応を返してあげると、両親はとても喜ぶ。自分のことをちゃんとわかってくれた、と心から喜んでいる。
20年前にはなかった調和が今はある。

そして父の紹介してくれた、東京の大学病院に行く予定を伝えると、父からすぐに「待て待て、心配だから、俺も病院に一緒について行ってやるから」とメールが来た。思わず笑ってしまった。

「四十代もいいとこの、中年の子供の病院の付き添いって、おかしいよ。w
流石にもう、小学生の子供じゃないんだからさ。笑」って。

丁重に断ったんだけど、親の中では、自分のイメージはまだ十代のままで止まっているらしい。両親と会っていなかった20年、時にやさぐれw、人生裏街道歩いてきたけど、それは彼らはしらない。
でも、自分の方が付き添いされてもおかしくない年になっているのに、「子供に付き添わなくちゃ」と思ったのは、「親」が根付いているからだと思う。

 大人になっても、まるで自分のことのように心配してくれる人がいるということは、すごくありがたいことだ。ありがたいと思えることも有難い。
こんなことになったのは、本当に予測不能で、不思議でならない。

そして、並木さんが昨年の冬至イベントで言ったことを思い出す。
「昨日までのことは、全て、前世になります。」
「こんなことが起こるなんて、あり得ないような、想像もつかなかった未来にあなたは行くことになります。」って言ってたよね。

参加した人は覚えてる??

いや〜、本当にそうなっちゃったよ。w
生き別れ同然だったけど、その方がいいくらいどうしようもなく荒れた親子関係だった。だから、こんな未来がくるとは予測してなかった。
純粋にひたむきに、子供に愛情を注ぐような両親に会えるとは正直、思わなかった。宇宙人が皮をかぶっているのかと言うくらい、今は全くの別人だ。

「引き寄せではなく、最適化が起こります。
あなたにとって、こうなってくれたら、本当に夢のようなのに、ということが次々と起こってきます。」
と並木氏は昨年言ってた。

これまでのしがらみの色々が、全て紐解けていき、本当に前世のようだ。
とりあえずガタガタの乱気流はあったけど、ようやく風の時代のジェット気流に乗れてきたのかもしれない。

確かに今、毎日ワクワクしているんだよ。


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