振り返り ~タロットとルノルマンの関係性~

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 今年4月より従来のタロットカードの鑑定にプラスして、ルノルマンカードを使った鑑定もスタートさせました。

 このルノルマンカードという小さなカードを手にした当初は絵柄からメッセージを受け取ることに苦労し、参考書を片手に練習を繰り返していました。このルノルマンカードの使用をうたったサービスを提供するようになってから、ようやくルノルマンカードの不思議な力を感じることが出来るようになり、鑑定にも深みを増すようになってきたと思います(かなり手前味噌ですが。)。

 今回の新サービスの立ち上げ、既存サービスのブラッシュアップでもこのルノルマンカードを大いに活用していきたいと考えています。今回のブログではタロットとルノルマンの相違点、またどのように影響を与え合っているか、などを考えたいと思います。

 まずタロットカードには多くの情報が詰め込まれています。大小アルカナ、コートカードに始まり、4つのスート(ペンタクル、ワンドなど)、その数字、カードの向きの正逆、背景の色、景色、描かれている人物の大小、配置など、すべてを拾い上げるには膨大過ぎる情報量です。

 対してルノルマンカードは数字も与えられていますが、36枚すべての通し番号です。また「船」「花束」「指輪」などカードの名称もシンプルですし、そのカードの中にはそれ以外のものはほとんど描かれていません。基本的に正逆は読み取りませんし、拾い上げる情報も限られたものになっています。

 情報量の少ないカードなら、読み取れるメッセージもそれに比例して少ないのでは?と思われるかもしれませんが、そうとも言い切れません。シンプルゆえのメッセージの力強さ、感覚に訴えかける力強さはタロットカードより優っているかもしれません。少ない情報量の中からメッセージを感じ取ろうとすることで、感覚が鋭くなり、思いがけないメッセージに行きつくことがあるようです。

 ではタロットカードはどうでしょうか?情報量の多さは、判断材料として有利になりますが、逆に感覚を鈍らせる、判断に迷うことにもつながりかねません。そんな中でカードが伝えたいメッセージに行きつくには出来るだけ主観を排し、公正な判断に徹することが必要だと思います。多くの情報を取捨選択し、選び取った情報が伝えたいことを組み立てていく、そんな作業となるように思います。

 どちらが優れ、どちらが扱いやすいかなどと比較すべきものではありませんし、お互いの強みを生かした関係、必要に応じて選択できる鑑定のバリエーションを豊かにしてくれる、補完しあえる関係だと私は思います。どちらか一方に専念、という考えは今のところありません。

 「似た者通し」のようでありながら「似て非なる者」ともいえる不思議な関係。それでも悩みを解消するヒントを与え、より良い生活をもたらしてくれる、そんな共通の使命をこのカードたちは持っています。これからもこんなカードと触れ合うことで少しでも皆様のお役に立てる鑑定を提供出来たらと思っています。


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