「リーマン以来の成功投資家はうろたえている」

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マネー・副業
 今日の日経のヴェリタセレクトの「ツワモノ個人投資家に聞く 「バイ・イン・メイ」の条件」で3名のツワモノにヒアリングしているがいずれも今はチジミ指向と実質的には答えている。要はうろたえているというのも言い過ぎではないようにお見受けした。いずれも30代から40代に入ったばかりで本格的にはリーマン以降の上げ相場で名を成してきた方々なのではないかと思った。そもそも暴落はあってもウクライナのような本格戦争が起きる事態とは想像していない若さなのかもしれない。
 私は、投資歴は30年程度あるが、なによりこの30年世界情勢を歴史視点でかなり深く見てきたつもりである。そういう意味ではウクライナも起こるべくして起こっている。そうなる情勢は30年前の米国一極集中になった初めの湾岸戦争から見えていたことと言えば言える。それはいわば19世紀的世界に戻るべくして戻るという歴史の常識的視点でいたからウクライナの件での動揺はなかった。むしろこれからの方が第一次大戦や第二次大戦に近い大きな変動が来るだろう可能性が高いと思っている。それももっと大きな視点で見れば、人類の歴史の英知を働かすことでなんとか乗り切れるのはないかとも思っている。
 背景を飛ばして説明してわかりにくいかもしれないが本当に短く言えばそういう情勢認識のもとに投資も考えていかなければならない時代になってきていると言える。
 そのようなことを感じながら上記のお三方の記事を読ませてもらった。しかし、それであっても世界情勢認識に基づけば、中長期的に日本株、特にバリュー株は買い時であり、今年はそういう良好な銘柄を中心に下落時に落穂ひろいしていくべきタイミングであるという認識は揺るがない。
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