13回の転職 その1「理容師」

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コラム
昭和55年の春
私は高校を卒業し理容美容専門学校へ入学します
理容師つまり床屋さんになるべく勉強をする学校です

学校へ通いながら授業を終えるとその足で理容室で働いていたのです
そもそもなぜ床屋さんになろうと決めたのか?そして辞めたのか
そこからご説明しましょう

高校卒業を控え仲間達は大学進学や就職を決めつつありました
私はと言うと全く将来設計が無く担任の先生も困っています

長い髪は伸び放題だったその日
子供の頃から通っていた床屋さんへ行きます
「高校卒業だろ?どうするんだ?大学進学か?」
気心知れた床屋のおっちゃんはズケズケと聞いてきます
「な~んにも決めてないよ~」
お正月気分も落ち着いた1月中旬頃でした
つまり卒業まで残り2ヶ月といったところでしょうか
「決めてないんなら床屋になれよ」
おっちゃんが驚くことを言いました
「これからの時代手に職付けてるものが勝つんだぞ」
「不景気だからって髪の毛切らないやつはいないし」
おっちゃんは続けます
「なるほどね」
ホントにそう思ったかはよくわかりません
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