がん骨転移 痛くて動けなくなるのは仕方ないとあきらめない。できることがあります。

記事
コラム
こんにちは。
うさぎです。

ご存じですか?
がんの骨転移による痛み・骨折・麻痺 予防や軽減する方法があること

骨転移があっても、動きたい 痛みを軽くしたい 

昨日、東京医療センター特命院長補佐・整形外科科長 森岡秀夫先生のお話を聴講しました。

!(^^)!
森岡先生のお話を軸にして、私なりにまとめたのでお伝えします。



骨転移
骨転移をおこすがんはたくさんあります


がんが進行すると高い確率で骨に転移します。

進行がんで骨転移を起こす頻度

肺がん 30~40%
乳がん 65~75%
前立腺がん 65~75%
膀胱がん 40%
甲状腺がん 40~60%
腎がん 20~35%
悪性黒色腫 14~45%

骨転移がよくおこる場所

上腕骨近位=腕の骨でカラダの中央に近いところ
脊椎(せぼね)
肋骨
骨盤
大腿骨近位(足の骨の付け根に近いところ)

単発は40% 多発は60% →多発する方が多い

たとえば、
乳がん骨転移の特徴
再発乳がんの患者さんは経過観察中65~75%に骨転移がおこります
好発部位は 骨盤・脊椎・手足の付け根に近いところ
多発性
手術後5年、10年して出現する骨転移も少なくない

骨転移は増えています
全がん患者数は約150万人/年
骨転移患者数は約18万人/年

💚
「骨転移」と言われると とてもつらい気持ちになるけれど、
1年間に150万人もの方が骨転移をおこしているのですね・・・


がん骨転移によって骨折したり脊髄を圧迫すると、
強い痛みで動けなくなることもあり、生活がしづらくなってきます。

骨転移の症状

手足の骨折
 強い痛み 身体を動かすのが困難に
脊椎転移
 痛みや脊髄麻痺による筋力低下・感覚障害や膀胱直腸障害


骨転移の治療

鎮痛薬
放射線治療(痛みを和らげるのに有効)
装具治療・・・装具・車いす・杖など
外科的治療・・・手術によって痛みが軽くなったり消失したり、歩行移動能力改善したり、精神的に楽になったり生活の質の改善が主な目的です
薬物治療 など

💛がんであっても動けることが大事


痛みの軽減やリハビリをおこなって動けるようになったり楽になったり

リハビリ例
1日寝ているだけで2%の筋肉が失われます。
化学療法2週間で30%の筋力低下も→早期からリハビリを行うことで、
早期社会復帰を目指すことができます。
リハビリは整形外科専門医・リハビリテーション専門医・理学療法士と相談して進めるのがベスト


*前立腺がんや乳がんで行われるホルモン治療や化学療法の吐き気止めで使われるステロイドによって骨粗しょう症が進行することがあります。

骨粗しょう症になると骨が弱くなり骨折しやすくなります。

骨粗しょう症に有効なお薬もあるので、
こちらも予防や早期発見の対処がすすめられます。

また、
骨転移で骨折した骨、骨折しそうな骨に整形外科医師が手術を行うことで
歩けるようになったり
脊髄圧迫の痛みが改善したり
痛みで使えなかった腕が重いものも持てるようになることもあるそうです。



骨転移診療の新しい流れ

💛

骨転移の耐え難い痛み・病的骨折・脊髄麻痺などを未然に防ぐ治療があります

整形外科医に早期から相談することが大切な初めの一歩です。
(^^)/


どうやって骨転移のことを相談できる整形外科医をさがすの?

骨転移で整形外科と連携して予防・治療に取り組んでくれる医療機関
実はまだ多くないのが現状。(ここ数年で進みつつあります)
なので、まずがん治療してくださっている主治医に相談します。
主治医から整形外科医・リハビリテーション医を紹介してもらうのがベスト

*遠くの病院の整形外科を自分で探すのはあまりすすめられていません
なぜなら、骨転移のリハビリや治療はがんの治療と同時進行で進むことが多いからです。



参考になる冊子が無料でダウンロードできます。


検索!
久光製薬「がんロコモ読本」
無料でダウンロードできます。
わかりやすく書かれているので、この冊子をもとに主治医と相談するのも良い方法です。

私も骨転移でも動けるための治療がこんなに様々あることを知りませんでした。


医療発展はめざましい 日々進歩!!

がん=死 ではない時代
骨転移があっても日常生活をよりよく過ごしたい

ご紹介したのはごく一部です
ぜひご自身のからだと病状に合う方法を
主治医の先生とよく相談しながらより良い治療を味方に💛

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