建國の理念のおはなし

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コラム
2月11日は日本のお誕生日、
戦後は「建國記念の日」と意味不明の「の」が入りますが、
正確には「紀元節」です。
今年で2681年です。
中東では北イスラエル王国がアッシリア帝國に滅ぼされて十部族が流刑にされた頃です。
「あけましておめでとうございます」のように
「紀元節おめでとうございます」と当たり前に言えない今の日本はおかしい、
と気づけるようになれたら國は変わるでしょう。
アメリカ合衆国の建國の理念は「平等」「生命、自由、幸福の追求」
フランス共和国の建國の理念は「自由」「平等」「友愛」
です。
では、日本の建國の理念を言えますか?
学校で教えていますか?
いないもの、言えない人が多いのが今の日本です。
2681年前に初代の天皇陛下である神武天皇が即位なさったときの詔(天皇陛下の公式なお言葉)
と日本書紀が記しているものに
「掩八紘而為宇」
という言葉が出てきます。
「やひろをおおひ いへとなさむは」と読みます。
意味は 八紘:四方八方   宇:家
「四方八方を覆って一つの家族とする」
平たく言えば
「人類みな兄弟」(by笹川一郎さん)
です。
この詔では稲作をしている人も、まだ狩猟生活をしている人もいる、という表現があり、
稲作で災害に備えて食料を備蓄し始めた頃だとわかります。
「授國之徳」という言葉の通り、
「夫大人立制 義必随時 苟有利民」(民衆が豊かに安全に安心して暮らせるよう、大人として⦅のり⦆を立て義⦅正しい道⦆にしたがって必ず聖なる行いをしていこう)
つまり、地域を越えて扶けあう國にしよう
という目的で日本という國を作ったとあります。
これが歴史上の事実か、という論議は脇に置いて、
たとえ神話だとしてもここに先人の日本という國に対する理念が記されています。
もう一回言います。
日本の建國の理念は
「八紘為宇」つまり「人類みな家族」
なのです。
来年訊かれたら、即座に答えられるようにしておきましょう。
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