目が見えないおばあちゃん

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コラム
私の祖母は目が見えません。
義眼で障害者です。
時々目玉を出して水で洗います。

目が見えない代わりに耳は良くて、テレビよりもラジオが大好きです。
目が見えなくても、自分で買い物をして、料理も上手です。
包丁も、鍋も使えます。

お墓参りも電車で出かけます。
目が見えないのに私の服の色が分かったり、
目の前に誰が居るのかわかります。

おじいさんは、シベリア抑留で戦死しています。
時々、死んだはずのおじいさんと話をしている様におもいます。

今、おばあちゃんは天国にいます。
何時もラジオを聞いていたおばあちゃんは
今も天国でラジオを聞いていると思います。
天国のおばあちゃんに電気信号は目に見えませんが、届きますように。
僕は元気です。



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