フォロワー稼ぎという行為ははたして有効なのか。

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ビジネス・マーケティング
いや先日ちょっと、すごい作家さんを見つけちゃいまして。
プロフィール文にいきなり書いてあったんだけど、とにかく
「購入意思のある人以外のフォローは全拒否」
ひやかし&お返し目当てのフォロワー稼ぎはもちろん
リスペクトもNGっていう。
(リスペクト・ファンの意味でフォローしたい方は別のサイトでしてくれとのこと)

いやまあでも、気持ちはわかる(笑)すんげえわかる。
わたしも、というか、もしかして他の出品者さんもみんなそうでは?と思うんだけど、初出品とか初ブログ投稿とかしたら、もう、すぐに何人かはフォロワーがパパパパっと付くの。
で、
わあ~見てもらえて気に入ってもらえた!とか思って
どんな人か確認すると、まあほぼ9割は、ジャンル的に
「いや絶対おまえ購入しないよな?」っていう人で(笑)


【人に迷惑をかけてもステイタスをとる意味はある?】

これ言っていいのか微妙ですけど、どんなジャンルかというと
まず、別の記事でも書きましたがまあ
「ココナラで稼ぐ方法を指南してる人」な。
あとスピリチュアル系。
スピリチュアル系の人は、ある程度画像を必要とすると思うのでもしかしたら絵を依頼したくて候補に入れてくれてるのかな?とも一瞬思ったんですが、
やっぱり複数寄ってこられると、あ、そーゆーもんなのねと思ってしまう。
で、一人一人見れば売れてる人も売れてない人もいるけど、もれなく
フォロワー数だけはとにかくやたら多いっていう。
なんだろうな、でもみんな購入とか関係なくフォロー返しちゃうんだろうな。
それで結果的に奴らのフォロワー数稼ぎが成立しているという。
あ、奴らとか言ってごめんなさい。まあどうせ読んでねえか。

こういう裏事情がわかったらもう、フォロワー数なんて何の信用度の裏付けにも人気のバロメーターにもならんということがわかってしまうわけだけど、
でも悲しいかな、購入サイドの人はそんなことまで考えない。
まあ売り上げゼロならさすがにアレだけど、
それなりに売り上げてる人だったらフォロワー数が多ければ単純に
「人気のある人なのかな」と思ってしまいそう。

冒頭のさ、すげえなと思った作家さんは
まあもしわたしが購入希望者としてその人のプロフィールを見たら
「え、なにこのひと怖っ」て絶対思うんだけど、
おそらくそんなことは承知で好感度を捨てて不快さを排除してるということですよね。
まあそれはそれでぜんぜんアリだと思います。
わたしも外部ブログでは似たようなことをやってるので。
もうね、ブログ開設したとたんにおこづかい稼ぎ系(アフェリエイト指南・情報商材売りつけ等)、自己啓発&スピリチュアル系垢がぞろぞろとフォローといいねを押しにやってきたので(笑)
ア〇ブロだと、何も設定しないでおくとフォローした人やいいね押した人のブログへのリンクが自分のブログに載ってしまうのでね。というか、完全にそれが目的なんでしょうけど、
奴らの商売の集客に加担させられるのは不愉快きわまりないので
いいねボタンを撤去して、フォロワー一覧も非表示にしてしまいました。
たぶん、いいねの数とかはブログのジャンル別ランキングの順位に反映されると思うんだけど、このうざさと引き換えにしてまで順位のひとつやふたつ別に上げんでええわと。
さらに
わたしが、自分のブログの編集やプロデュースの参考にさせていただいていたそういうの教えてくれるプロの方のブログで
「お返し目当てにどんどん人のブログにいいねを押したりフォローしたりしましょう!」って書いてあったからね・・・
いや元凶はおまえか!と。
おまえみたいのが教えとるんかい、と。
この生き馬の目を抜くネット社会、生き残るためには
人の迷惑なんざかえりみる必要なしということでしょうか。おそろしや。


【ココナラ以外のフォローシステムについて】

さらに
もっと別のサイトにおいてはどうしてるか、という例をお話ししますと。

まずわたしはストックイラストという商売をしてるんですが、
わかりやすく言うとダウンロードで入手できる画像素材ですね。
これを、
有料のをずっとやってたんですが去年から、無料素材も始めました。
無料も、ユーザーは基本無課金で画像を入手できますが、作家には広告収入みたいのが入ります。
で、
このふたつのサイトにも、フォローみたいな制度があります。
有料のほうは、もう10年ぐらいやってるんですが
いまだに「フォローしてくれた人がだれなのかを知る」という手段を見つけられないので(笑)たぶん非公開というか、「ただ数字が増えるだけ」みたいなシステムなんだと思ってます。
よって「お返し」は成立しません。

一方、無料のほうは作家のプロフィールページに「フォローしてくれた人一覧」がアイコン付きで載ります。
これがね。
もう、見ててこっちが恥ずかしくなるぐらい、「お返し目当てで他人をフォローしまくってる人」っていうのがいるんですよね(笑)
なんでその人がそういう行為をしてるのがわかるかというと、
まあ、まず「公開している作品の数」や「ダウンロードされた回数」がしっかり数字で載っちゃってるので
その数に見合わずフォロワー数ばっかり異常に多ければ
「あ、フォロワー数を稼ぎたいんだな」というのがモロバレです。
あと
このサイトでは、「ダウンロードするだけが目的のユーザー」と「作家」が両方とも「作家をフォローする」ということができるんですが、
「フォローしてくれた人一覧」のアイコンを見たら、
「作家」か「作家以外のユーザー」かがわかってしまいます。
「作家以外のユーザー」に対しては、こちらからフォローするというシステムはないので「お返し目当てのフォロー」はできません。
よって、
「お返し目当てでフォローしまくる」という行為をしている人の「フォローしてくれた人一覧」は作家だらけなので、そこでもモロバレというわけです。

わたしは始める前にこのことに気づいていたのと、
あと純粋に「作家以外のユーザー」がどれくらいフォローしてくれるのか知りたかったので、
ここでは「お返し目当てでフォローしまくる」という行為はしていません。
いや、べつに「好きな作家をフォローする」ということ自体はぜんぜんアリなんだけどね。
相手のプロフィールページに自分のアイコンをリンク付きで載せられるので、
人気作家をフォローしてアイコン置いてくるっていうのは
マーケティング手段として普通に有効だと思います。
でもやらんけど(笑)へそ曲がりだから(笑)


【Twitterでは】

あと
フォローというと、忘れちゃいけないのがTwitterですね。

Twitterにおいては、わたしは、「お返し目当てのお迎えフォロー」という行動をまあまあしています。
なんでかっていうと、
Twitterという場においては単純に「フォロワー数」が
「ハク」として有効だからです。
(「ハク」の漢字が、変換候補の中でどれなのかまじでわからんかった・・・「ステイタス」と同意と思っていただければ。)
たとえば初めて見つけた人のTwitter垢のフォロワー数が
3ケタ以下・4ケタ・万以上だったとき、それぞれ
「あ、それぐらいの人なんだ」という印象が違ってきますよね。
しかも、
フォロワーさんの内訳は簡単に見れるにもかかわらず、そこまで見る人なんてほとんどいない(笑)
つまり
どういう手段でフォロワー数を稼いだかがバレにくいってことです。

具体的な行動としては、
まあ普通に画像をアップするときハッシュタグを付ける。
あと
たまに人気垢が「お絵かき企画」を開催してるので、そこに乗っかる。
そうすると、テキストだけの呟きよりもいいねやリツイートが増えるので
そのひとたちを(さすがにあまりにも変な人は省きますが)片っ端からフォローする。(フォローしてくれた人には無論、返します)
何人かはお返しフォローしてくれるので、
次回そういうことをする前に「こちらからフォローしてる垢一覧」を見直し、
お返ししてくれてない人を解除する。
そして、
自分としてはこれが大事だと思ってるんですが

この一連の行為は、絶対嫌がる人がいるので
普段から「わたしはフォロワー稼ぎが目的でこういう行為をしています」
と公言しておく。
こうすると、まあ、本当に嫌だと思う人は自分から離れてくれて
要らん迷惑をかけずに済むかなと。
「迷惑だ!」と騒がれたときの免罪符にもなるし(笑)

「稼ぎ」とか言うわりにメチャクチャ地道なので(笑)
いまだにフォロワー数1500にも届きませんが。
でもこういうことをしていなかった頃はずっと200ぐらいで停まっていたので、やる意味は一応あったと思ってます。


【さて、ココナラでは?】

という履歴をもってココナラを始めたので、
さてここではどうしようか?
やはりなりふりかまわずフォロワー数を上げるために、お返し目当てのお迎え活動をしたほうがいいのか?
と考えたのですが、

結論から申しますと、わりと早い段階で
「あ、これあんまりやる意味ねえわ」と気づいてしまいました。

まず、冒頭にも書いたとおり
「あちらからフォローしてくださる方」は、9割方
とてもじゃないけどお返しする気が起きない輩ばかり。
(同業者さんなどはわりと無条件でお返しするつもりでいます)
そして
出品ページなどを作成している段階で、参考になると思った作家さんを何人かフォローさせていただいたのですが
そういう方って「参考になる」と思えた時点でもう100%稼ぎを上げまくってる人気作家さんなので、
そういう方は、まず「お返し」なんかしてくれない(笑)
まあこれはTwitterと同じですね。
何十万人もフォロワーがいる有名人は、いちいち一般人のファンにフォロー返したりしない(あえてする方もいるようですが)。
というか
下手したら、冒頭で紹介した人みたいに
購入目的以外でのフォローはノーサンキューとすら思われているかも。

となると、残る手段は
失礼ながら、自分とご同類の「そんなに売り上げが上がってない出品者」をお迎えしてみるということになりますが(笑)

身もふたもないことを言ってしまえば、
この括りの人って、それこそ無限にいますからね・・・

購入モードから出品一覧を新着順に出しても、まあだいたい
1ページ分の9割以上はそういう人。

その数を見ただけでもう、
「この中から誰をフォローしようかな・・・」などと
考える気も失せます。

じゃあもういいかなと(笑)

だって、最終目的はあくまで「購入していただく」ですからね。
他の作家さんたちにお迎え活動してフォローしていただいても、
「フォロワー数」は上がるかもしれないけど
「購入目的の方」への露出が上がるわけではない。

だったら、そんなことに使う時間と労力を
出品ページ内容を充実させたり外部へのプロモーションに使うほうが
よっぽど有意義ではないかと。

それが現時点でのわたしの結論です。
皆様はどうお考えでしょうか。
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