天才の能力は宇宙とつながっているのか。

記事
コラム
1月は東京・上野の国立西洋美術館で、
「キュビズム展 美の革命」展を観てきました❣

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キュビズムとは、20世紀初頭にパブロ・ピカソとジョルジュ・ブラック
の2人の画家によって作り出された手法で、ルネサンス期から続いてきた
写実的な描き方に変革をもたらします。
風景や人物を見たままに描くのではなく、キューブ(立方体)化して
幾何学的に画面を構成するのです。

やがてこの手法がフランス・パリを始めとする若手の芸術家たちに
影響を与え、世界へと広がっていきました。

ピカソとブラックは、グレーや褐色の色調を使い、切子面に分割して
描くようになり、キュビズムを追求していきます。

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(パブロ・ピカソ「女性の胸像」)※作品の写真撮影OKでした。

しかし、2人ともだんだん抽象的になりすぎて、何を描いているのか
観る人にはわからなくなっていきました。
これらは自然の原理を表しているのか、何かの記号なのか。
人間の脳内と宇宙はつながっているのか、そんな研究もなされて
いるようです。

確かに、宇宙人を描いてるように見えますね。
モデルの方が女優のように美しい方だったとしたら、これを見て
何を感じたのでしょうか(^^)

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(パブロ・ピカソ「輪を持つ少女」)※作品の写真撮影OKでした。

人間の脳細胞は小宇宙であると、科学者たちの研究からも知られています。
脳の神経細胞を結ぶ構造と、宇宙の銀河集団を結ぶ構造が酷似して
いるからです。

天才音楽家モーツァルトの楽曲は、胎教によいとされています。
モーツァルトの音楽を聴くだけで集中力が上がったり、免疫力向上や
リラックス効果を発するというもので、「モーツァルト効果」と
呼ばれています。モーツァルトは頭の中に降りてきたメロディーを
譜面に落とし込む手法で作曲されており、他の音楽家のような
書き直しをしていないことから、宇宙の音をキャッチする能力が
あったのではないかとも言われています。

ピカソもモーツァルトも、決してオカルトではないんですが、
作品を産み出す過程で、宇宙まで見えて(聴こえて)しまうような
「心の目(耳)」を持っていたんでしょうか。
その反対に、宇宙が彼らを選んだのでしょうか。

才能って、エゴではないのがわかります。
自然や宇宙の原理と一体化すると、人間の能力を超え、
神のような力が発揮されるんですね。すごくおもしろいと思います。




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