気になる事件を鑑定4

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どうも、猫好きタロット占い師の岩沙杏果です。
お気に入りして頂いた方、読んで下さった方、いつもありがとうございます。

 今回は、1993年に発生したDQNの川流れで炎上した「玄倉川遭難事故」を勝手に鑑定したいと思います。
詳しい概要を知りたい方は検索してみて下さい。
#玄倉川遭難事故

 18名中13名が亡くなったグループのリーダー的存在だった加藤直樹が、なぜ、あんな暴言を吐き、助かる手立てを断ち切ったのか、その時の彼は一体、どんな心境だったのかが気になったので鑑定しました。

・事故当日、なぜあんな態度を取ったのか
 今回もケルト十字で占いました。
カップ1枚 ソード2枚 ペンタクルス3枚 大アルカナ4枚
大アルカナが4枚!・・・如何にこの事故が大きかったか伺えます。もはや事故ではなく事件に値するDQNっぷりでしたね。

過去:カップ5の逆位置

 今までうまくいかなかった原因に気づいたようです。
原因とは何かで出すとワンドペイジの逆位置がでました。
このペイジを加藤直樹自身で読むと、彼はヤンチャで周りに迷惑をかけていたようです。その短絡的で浅はかな態度は今回の事故の原因でもあります。
 別の意味で読むと、キャンプの参加者が勤務先の関係者だったので、もしかしたら職場の人間関係がうまくいってなくて、この機会に何とかしようと考えていたのかもしれません。
 どちらにせよワンドなので人情にあつく、きっと、今までお世話になった人や仲間との絆を深めるためにあのキャンプを計画したのかもしれません。

事故当日:節制の正位置

 当日は相当気合を入れて、集まった人たちの親睦を深めていたようです。
お酒で場を盛り上げて、雰囲気を楽しもうとしていたようです。それが加藤直樹の役目や使命だと思っていたのかもしれません。

顕在意識:ソード5の逆位置
潜在意識:吊るされた男の正位置
キーカード:皇帝の逆位置

 ここで大アルカナが2枚も出ています。そして、DQNが発動したのは、キーカードの大アルカナ「皇帝の逆位置」が原因でしょう。この事件とも言い難い事故は、正しくこの「皇帝の逆位置」が引き起こしています。

 気合を入れて親睦を図っていたのに、それを邪魔する事が起こりました。
それが熱帯低気圧・大雨洪水注意報の発令による避難勧告です。
 ここでもう一度、事故当日のカードである節制を見てみると、水辺に片足をつけ、カップに水を注いでいる天使がいます。加藤直樹は、この水辺を調整できる、どうにでも扱えると思い込んでいたのです。
しかも正位置で出たので、彼自身、本当に大したことでないと思っていたのでしょう。それよりも親睦を深める方が彼にとって重要だったのです。
それを邪魔するダムの職員や警官に彼はケンカ腰にあの悪態をついたのです。

 加藤直樹の内心は、この状況に苦労していたようです。
親睦を深めたいのに邪魔する奴が現れた。この計画は成功するのだろうか。
いや、親睦を深めて関係性を高めるのだ!
もしかしたら彼の心中は葛藤を伴って、仲間と一緒に乗り越えた先に結束力が高まるのではないかと思っていたのかもしれません。
 それでも、この状況でそこまで彼を突き動かすのは何かを引いてみると「カップ9の逆位置」が出ました。
つまりそれは、加藤直樹自身の強欲さとも言えます。傲慢で、強欲で満たされない気持ち何としても満たしたい思いが、彼の奥底にあったようです。・・・これが正位置なら最高に良いカードだったのに残念です。

 節制も吊るされた男も正位置という事は、加藤直樹はただ親睦を深めたかっただけなのかもしれません。
 ベースは正位置の「ただ親睦を深めたかっただけ」なのですが、加藤直樹の行動は、「皇帝の逆位置」で暴君でした。暴れん坊将軍の如く、ケンカ腰で人の忠告を無視し、馬鹿にし、自然をなめたのです。
きっとここに「ワンドペイジの逆位置」である、加藤直樹自身の短絡的な浅はかさも加わってしまったのかもしれません。

加藤直樹の状況:ペンタクルス7の正位置
周りの状況:ソード8の逆位置

 いよいよ水かさも増して取り残されても、加藤直樹は自分の行動が原因とは思っていないようです。
彼はその状況でもリーダーとして仲間を助ける方法を考えていました。それが救助隊に対するあの暴言ですね。王様が家臣に命令する口調、そのものです。
恐ろしい事に正位置で出ています。本当に自分本位な人です。
悪気が全くない・・・。当たり前のように命令しています。

 周りの仲間は、ようやく恐怖に怯え、早くこの状況から解放されたいと思っています。ソード8は目隠しされたカードなので、もしかしたら加藤直樹に言いくるめられて、その状況になるまで気づかない、もしくは見てみぬふりをしていたのかもしれないですね。

期待・不安:運命の輪の逆位置
未来:ペンタクルス3の正位置
結果:ペンタクルスナイトの逆位置

 ここで最後の大アルカナである運命の輪の逆位置が出ました。もう解説も必要ないくらいのカードですね。
不安の「運命の輪の逆位置」と未来の「ペンタクルス3の正位置」、つまり、救助隊が出た時点で、このキャンプに最悪な結果が起こる事が明白です。
まぁ、暴君が降臨した時点で最悪ですが。
 時すでに遅し、救助隊が出動しても取り残された18名のうち助かったのは加藤直樹を含む3名のみで13名の命が失われました。
幾度となく助かる手立てがあったものの、暴君が君臨したせいで13名もの命が失われたのです。
 加藤直樹が過去の何に気づき、この親睦を深めようとしたのかを彼はもっと地道な努力で築き上げるべきだったのです。結果は遅すぎました。

 結論として、加藤直樹は彼なりに親睦を深めようとしたが元々の短絡的な浅はかさが暴君化して最悪な結果を引き起こした。彼には悪気はなかった。
という鑑定結果になりました。
なるほど、だからあの態度だったのですね。

 さて、次回は、その加藤直樹の娘が書いたブログが炎上した件を占います。お楽しみに。

 この「気になる事件」は不定期でupしていこうと思います。
※この鑑定結果はエンタメとして多角面から捉えた1つの見え方として参考になさって下されば幸いです。

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