皆さんこんにちは!
心理カウンセラーの竹内です。
皆さん、後悔した事ありますか?
おそらく人類誰もが一度や二度は後悔を経験しているかと思います。
後悔はしたくない。
大きく感じたのは母の余命が分かった時でした。
もはや、後悔しないようにするにはどうしたらいいのか、そればかり考えていた時期がありました。
自分の生活がいっぱいいっぱいな時、母の看病をしながらの生活は
心の余裕をむしばんでいきました。
そもそももう、母が病気であり、苦しんでいるのを見ているだけで相当なストレスがかかっていましたし、
病気を治してあげることが出来ない自分にも無力感を感じていました。
自分に出来ることはなんだろう。
癌に効く食べ物は何か?副作用を軽くするには?
これをすれば癌は治るという本やPRがわんさか出てきて、
あれがいいらしいよ、これはだめらしいよ
抗がん剤はだめとか。
不確かな情報が出回っていて、余計に混乱しました。
周りの人は良かれと思って情報をくれても、時々、それ自体が負担になることがありました。
そもそも癌は、人によって全然違う。癌の種類が同じでもその人の体質で変わる。
全く一緒の人なんか誰もいないのです。
試してみないと分からない。でも本人がやりたいかもわからない。
こちらも無責任に本人に勧められない。かといって何もしないわけにもいかない。
・・・・
結局私が母に出来ることは大それたことでもなく、ただ、そばにいて話を聞く。
毎日最低15分は時間を取り、じっくり今日の母の話を聞く。
そしてプラスして私がした事は
『感謝の言葉を毎日伝える』 でした。
は、恥ずかしかった 笑
それこそ母の日にしか言わないような言葉を毎日伝えていました。
産んでくれてありがとう。
育ててくれてありがとう。
寝る前のおやすみに付け加えて言ったりする日もあれば、
10分くらい、あの時はあんなことがあったよね、あの時はごめんね。今では感謝しているよ
などと、伝える事もありました。
癌が発覚してから母が亡くなるまで2年9か月でしたが、おそらく最後の1年くらいは
意識してやっていたと思います。
亡くなる時、2週間意識不明状態の時、思いました。
最低限、愛してることと感謝してることを伝え続けてよかった。
色々こうなったら、ああしておけばと思うことはありますが、
母に対する感謝の気持ちを意識的にしたことで
感情面での 伝え忘れた事はなく、後悔はありません。
これって母の余命が分かっていたからこそ意識して出来たことだけれど
そもそも余命なんて誰にも本当のところは分かりません。
もし今、介護をされていたり、情況的に似通っていて、
何をしていいかわからず、苦しんでいる人がいたら
感謝の気持ちを伝える方法は 本当にお勧めです。
では今日も皆さんよい一日を♪