2 女教皇

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占い
大アルカナの2番目、女教皇についてです。
対応する惑星は月になります。月は厳密には地球の衛星ですが、ここでは惑星と表現します。
月は太陽に対し、女性としてとらえられる事も多く、その意味でも女性性を示します。更に、月は霊的な感覚を受け取るものともしても考えられ、足元の月はそれを強調しております。
背後の2本の塔、そしてローマ数字の2は対立する二つの要素を示し、それを見事に調和させているとも言えます。塔の間には垂れ幕があり、背後には青い海があります。
垂れ幕の仕切りは、現実の問題と、その背後には霊的な感性がある事を示します。青色は精神性を示し、静かな水面は、気持ちの落ち着きを示します。
垂れ幕に描かれている果実は豊穣、豊かさを表します。しかしながら、この女教皇は処女神のイシスが姿を変えた姿とも言われています。その意味でも、豊穣と処女(清廉)の二律背反を調合させています。
女教皇の手には「TORA」の書があります。この女教皇がしっかりとした知識の裏付けを持って、精神の安定と霊的な受信をしている事が分かります。
生命の樹では、ケテル(1)という最初の精神性とティファレト(6)という現実とを繋ぎ、調和をもたらしています。

ポジティブな意味としては、靄のかかったような状況に、見通してが立ってくることや、精神的や気持ちの深いところでの繋がりを示します。
これがネガティブですと、見通しの悪さや、感情に振り回される、思慮の浅さとして現れます。

精神的、霊的な安定も、確実な知識のもとに裏打ちされるもの。
しかしまた、知識に溺れてしまうのも考え物。
このカードは、相反する二つのものの、調和を僕たちに教えてくれているのかもしれません。
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