₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾

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話し方の基本-その17

今までにいくつか、会話における重要なテクニックをお話ししてきました。
それらと比べると優先度は下がるかもしれませんが、私が大事にしているポイントが一つあります。
それは信念を持って話すということ。

会話のテクニックは、しょせんテクニック止まりです。
電話相談の出品者が同じテクニックを身につけているのなら、最後は「人間力」で差をつけるしかありません。
悩み相談を受けていると、どうしても答えが出ないときがあります。

例えば恋愛相談。
お客様である女性は気になっている男性に告白しようかどうか迷っており、最後の最後まで決断できない状況だとしたら。
失敗して傷つくことを恐れて告白しないこともその人の選択だし、思い切って言ってみることも選択です。

物事のすべてに、誰もが納得する正解などありません。
そんなときに右に行くか、左に行くかを決めるのはテクニックなどではなく、ただの信念です。

私なら、自分の信念に基づき「思い切って言ってみようよ」と言ってしまいます。
うまくいくかどうかなんてわからないけれど、そもそも100%うまくいく恋愛なんかない。
最後はみんな、確率という危ない橋を渡っている。
もしダメだったとしても潔くフラれてしまえば、キッパリ諦めがつく。
諦めがつけば、また気持ちを切り替えて前に進むことができる。
でもここで告白しなければ、ずっとこのまま。
何年かあとになって「やっぱり告白しとけばよかった」と後悔してしまうかもしれない。
そっちのほうが嫌だと思う。

このようなことをお話ししたあとで、最後に「がんばって!」と背中を押すと思います。
これが正解かどうかなど、まったくわかりません。
ただの勢いです。

でも最後の最後、ここぞというときに人の心を動かすのは、熱のこもった言葉ではないでしょうか。
出品の基本でも持論が大事だとお話ししましたが、それは相談でも同じなのです。

自分の持論や信念があって、その上にテクニックがあります。
自分の考えの土台は、しっかり持っておきたいところです。
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