玄関は口ほどに暮らしを語る

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コラム
玄関は出かける人を気持ちよく送り出し
帰ってきた家族や訪れた人を温かく迎える場所。

家の内と外がつながり、切り替わる場所です。

こう言ったことから
よくその家の顔に例えられます。

顔ということは
やっぱり第一印象を大切にしたい場所。
玄関はまず見た目と雰囲気が大事ってわけです。

もちろん印象だけの見掛け倒しではNO、NO、NO。
私たち人間と一緒で
中身も伴っていないと本当に素敵とは言えません。

この中身と言ってもいろいろですが
例えば
玄関は生活動線の一部でもあり
靴を脱ぎ履きする場所だけでなく
外着や傘、ゴルフバッグなんかの趣味のもの
アウトドア用品も置かれる
収納機能なんかも持ち合わせた場所として使われることも。

例えば
絵画を飾ったり一輪挿しの季節の花を飾ったりと
迎る人のフォーカルポイントを演出することが
玄関の第一印象に一役買うとしたら

収納機能がしっかりあると
包容力があって素敵ねってなる感じでしょうか。

とくに最近では、
玄関に勝手口的な役割も持たせて
家族とお客様の導線を分けるご要望もよくあります。

色々な側面を持ち合わせる玄関だからこそ
+αの工夫があれば、あらま!懐が深くて素敵!
となるのかも。

と言ってもこんなふうに大きな玄関だけが
懐の深い良い玄関だと言っているわけではありません。
コンパクトでも
印象も機能も良い玄関はたくさんあります。

家族中心で最低限の靴がしまえればそれでOKという人であれば
それこそ2帖あれば事足ります。
こんなコンパクトな玄関でも
来る人を気持ちよく出迎える工夫があれば
それも懐の深さでしょう。

このように
その家族の暮らし方によって玄関に求める役割には違いがあるので
一括りでどの玄関の何が良いのかを語ることはできません。

以前、現在の玄関という概念を取り払い、
土間にしてリビングと繋げたお家を建てさせていただいた事があります。
それはそれはなんとも素敵な空間になりました。
玄関であってリビングでもあるそこからは
地元の美しい山の遠景を望むことができ
そこに住まうお客様の暮らしにぴったりとはまった
懐の深い玄関となっています。

つまり玄関を見れば
その家庭の暮らしがわかると言っても大袈裟ではないのです。

こういった意味でも
玄関はその家の顔だというのも納得できます。

住み手が語らずとも
その家の玄関を見れば暮らしを語ってくれているのです。

家づくりにおいて
玄関のあり方について
是非一考する必要がありそうですね!

そして最後にもう一つ。
玄関はそのお家の顔ですから第一印象が大事。
見た目も勿論
匂いにも気をつけたいものお忘れなく。

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