[番外]コモンズ社長・大江正章さんを偲ぶ

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コラム
本日、知人からメールがあり、とてもお世話になっていた方が、実は1年前に亡くなっていたことを知りました。

コモンズという出版社の大江さんという社長さんなのですが、
私が10代の不登校の時によく通っていた、アジア太平洋資料センター(PARC)というNPOで、にこにこ私の成長を見守ってくれた存在でもあります。

Seventh Jenmaには関係ないのですが、私にとってとても大切な方の一人だったので、ここにどうしても書かせていただきたいと思っています。
1年も知らずに過ごしていたことが悔やまれますが、常にこの1年、シアトルでもがきながらも、大江さんはどうしているのかと心配でした。

私が2020年に日本に帰国した際、「次に日本に帰ってきたら、本出そうね」と言ってくれていたので、連絡したら、
「肺がんのために入院します。」という返信があり、そのあと、連絡できずにいました。

大江さんのことを思い出すと、私はやっぱり泣き顔より笑顔になります。
大江さんはいつもニコニコ笑っていて、明るくて、茶目っ気があって、「いっつもニコニコ楽しそうですね〜」と言ったら、「だって楽しいもん!」って言ってくれたのを、20年近くたった今でも覚えています。その時、周りの方に「10代がそんなこと言うなんて犯罪だよ!」とも言われたことも(笑)でも10代の私よりエンジョイしてそうでした。

当時、旅ばっかりしていた10代の私に、
「いいんだよ、それで。世の中には土人間と風人間がいるのさ。風人間は、いろいろな土地を回って、人と交流することによって、社会に貢献するんだよ」
と言ってくれたことを、今でも覚えています。

大江さんがニコニコ笑って受け止めてくれたことは、私の支えであって、そのあと、外国のいろいろなところに行くたびに、その言葉を思い出して、自分はこれでいいんだと認めることができたのは、大江さんのその健気な言葉のおかげです。

大江さんを含めてアジア太平洋資料センターの大人の方々には、私が19歳の時に彼を亡くした時にも大変お世話になりました。
NPO発行の雑誌の表紙写真に、私が傷心でインドに行った時の写真を載せてもらったりもしました。

大江さんには、10代の時にたくさん刺激をもらいました。大江さんのおすすめと影響で、農業について、色々勉強させてもらったり、農家を尋ねる講座を取ったり・・・。たくさんの大人の中で、10代の私も違和感なく馴染んでいられたのは、大江さんの人と人を繋ぐ力がきっと半端なく高かったからだったと思っています。
どれだけたくさんの人と関わっていても、一人一人をきちんと認めて、一人一人と向き合って、それぞれとの繋がりを大切にしている大江さん。
大江さんが掲げる「結」のコンセプトを、まさに体現したような方だったと思います。

私が30代になっても変わらず「あゆみちゃん」と接してくれた大江さん。
なんと、大江さんがセッティングして、私が講演をした時もありましたね。
「日本に帰ったら、本を出そう」の約束、果たせず悔しいですが、
いつかきっとコモンズから素敵な本を出しますね!
コモンズの本、知的で大好きです。

私の亡くなった彼の友人も、大江さんに私が紹介して、本を出した、ということもありましたね。彼は今は作家を名乗って他の本も出してます!

私は、大江さんは今でもきっと笑顔で過ごしていると信じています。
私の10代の成長に、あなたは欠かせない人でした。
1年過ぎてしまったけれども、やっぱり気持ちを伝えたくて、ここに書いてしまっています。

本当に、今まで、ありがとう!
大江さんのピュアな心、
大江さんの人間力、結力、見習って行きたい!!
人として素敵になることを、教えてくれてありがとう。
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