関西メリットとは?

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みなさん、こんにちは。
 2020年12月23日にココナラデビューを果たしましたいなばあきこと申します。

 私は普段は企業内の中国語研修の講師をしています。
 10年以上この仕事をしていますが、企業での中国語研修はどんなに景気が減退してもそのニーズがゼロになることはありませんでした。それほど、日本企業は中国のマーケットを重視しているのでしょう。

 ある企業の駐在前語学研修を請け負っていた時のことです。日本全国の支社からあつまった社員はクラス分けされ、赴任地の言語を学ぶのですが、規定のレッスンが終了する頃には、当初、中国語力ゼロだった方が原稿を見ずに標準的な発音で自己紹介ができるようになります。ざっくり言うとそのレベルは中国語検定4級。

 レッスンをしていて、ふと気が付いたことがあります。ゴールで到達するレベルは皆さんだいたい同じなのですが、レッスンスタート当初にスタートダッシュが早いのは関西エリアの方々のような気がします。

 中国語のレッスンは声調(イントネーション)の練習から始まります。なぜなら、イントネーションが狂うと通じないのが中国語だからです。
 いささか単純な比較ですが、標準語と西日本の言葉を比べると、西のほうが抑揚がはっきりしているように聞こえます。

 レッスンでは、標準語ネイティブは、声調スイッチが入るまで少し練習が必要なのですが、関西エリアの方は初回のレッスンで声調をクリアしてしまったりします。きっと、関西エリアの方は日頃から抑揚のある言葉をしゃべることに慣れているからなのではないかと思いました。もちろん、標準語ネイティブもすぐに後に続いて声調をクリアするので、それが大きなハンデということはありません。
 でも、中国語学習における関西メリットが存在するのでは?と私は思っています。

 関西エリアの方はぜひ、メリットを生かして中国語の発音を練習してください。それ以外の地域の方は、関西弁をイメージして中国語の声調コントロールの練習をしてみるのもおすすめです。
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