😱🤜🤪👿👹👉「令和水滸伝」~嫌なことばっかり、そうだ国をつくり直そう!☆46【仲間の輪7】「共闘しませんか?」

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☆46【仲間の輪8】「共闘しませんか?」

 デジタルホワイトボードを運び入れてもらいながら、
 「ミッキー、今回は訳ありさんがおられるので車待機でお願いします。
うまく話がまとまればそのうち紹介するから」
 「分かっています。そんなに気にしないでください」

 『協力あって共に生きる協生党』の看板が掲げてある協生党の会議室にて、
 運び込まれたデジタルボードを見て石塚代表が驚く。
 「電話では伺っていましたがなんか立派な・・・」

 「本日は会ってくださりありがとうございます。
それにつきましてはうちの風間が詳細をご説明します」

 「自然派風間企画と自然党のコストカット派風間ルカです。
 このデジタルボードや”アクティブウォッチ”と”アクティブメガネ”は
中小企業の根津工業さんとうちの自然派風間企画で製作した物です。
   このデジタルボードは、スマホや PC タブレットからデータのやり取りや
追加、消去もできます。
コピー機と繋げれば紙での印刷もできます 。
ここに録音録画カメラが付いているので動画資料や防犯カメラとしても
使えますが、流出や外部から覗かれる恐れもあるので、
後でその対応をお教えします。

 これは、基本的な健康チェックから通信、録音録画機能も付いている
アクティブウォッチとアクティブメガネでうちの仕事を
ご理解いただくべくお持ちしました。
 一応人数分用意しました。よろしければお使い下さい」

 「なんか、お高そうな・・・いいんでしょうか」
  「うちの目的は『不正や理不尽を正す為に徹底した透明化』なので
録音録画機能の付いている商品に力を入れており、皆様にも
使っていただきたいのと”モニター”扱いになっておりますので、
お使い辛い点や要望はどしどしお聞かせください。商品に反映いたします。
 まだ、政党になっておりませんし、これは賄賂や便宜供与にはならない
問題ないと思いますし、この点も後々追及されない為に記録しています」

 「では、改めまして、皆様本日はお時間をいただきありがとう
ございます。
私は自然党コストカット派、党首天野照子(アマノ・ショウコ)と申します。
よろしくお願いいたします」
 「私は、自然党コストカット派参謀役の風間青也(カザマ・セイヤ)です。
よろしくお願いいたします」
 「私は自然党コストカット派の戦略担当 風間龍火(ルカ)です。よろしくお願いいたします」
   照子達は深々と頭を下げる。

 「ご丁寧に、そして高価なものをありがとうございます。
協生党(キョウセイトウ)の党首 石塚けいこ(イシズカ・ケイコ)です。
こちらこそよろしくお願いします」
 「幹事長  小川 明(オガワ・アキラ)です。よろしくお願いします」

 「私は新生党代表  桃田太郎(モモタ・タロウ)です。
あのデジタルボードいいですね。うちも欲しいです」
 「桃田代表!失礼いたしました。幹事長の並井 高志(ナミイ・タカシ)
です。よろしくお願いします」
 「桃田代表、気に入っていただいたなら、後日お持ちします」
  「いただけるものなら・・」
  「いや、いいですよ。代表!」
 「お近づきのしるしですし、モニターとしてお使い下さい」

 挨拶と名刺交換を終え、
 「では、遠慮なく。そしてこちらがうちの党と交流のある工藤 社長と
柿内君です」
   車椅子と言うより動くベットのように寝たきりに近い工藤と車椅子の柿内、
 「PCのプログラミングのネタキリ工房の社長やってます工藤  勇実
(クドウ・イサミ)です。よろしく」
  「柿内 雅俊(カキウチ・マサトシ)です。よろしくお願いいたします」
 「私達を呼んだとは、何か御用が?」
 「はい、ですが、順番を追ってお話します」

  「こちらは、協生党の方にご相談に見えられてた方々で今回参加して
いただいた皆さんです」
 「私は、大手食品企業の下請けで不正食品を告発して干された水池 洋太
(ミズタニ・ヨウタ)です」
 「僕は運送会社のブラック状態を告発してクビになった串崎 明宏
(クシザキ・アキヒロ)です」

 「私は、元スクールバス運転手片山夏夫(カタヤマ・ナツオ)で、
交通パトロール警官がぶつかってきて亡くなったのをひき殺したと、
冤罪で刑に科された者です」
 遺影を持って
 「前々から言われていたのに高齢者運転に対する規制が甘く、
妻の里香(りか)と娘の杏里(アンリ)が、その犠牲になりました。
高齢者交通事故被害の永松 英夫(ナガマツ・ヒデオ)です」

 「熊津元総理の不正もみ消しに配下の森川に圧力を加えられ
自殺に追いやられた夫、青木 敏夫(アオキ・トシオ)の妻
節子(セツコ)です」
 「熊津元総理関係者に性的暴力を振るわれウヤムヤにされた
織藤 栞(オリフジ・シオリ)です」

  「ひどい人権侵害ですね。私たちの集まりも多かれ少なかれ公側の被害に
遭っていますが、ここまで酷い扱いは受けていません。
でも、許せない気持ちは同じで、だから権力政府側と闘う為に
党を立ち上げたと言ってもいいくらいです。
 栞さん、栞(しおり)と言う字は山道などを歩く際に目印としたことから、
目印や初心者のための手引書の意味とされているので、
政治初心者の私達の”正しい”道への目印になって下さい。
 悲しく苦しい経験をこれから生かす上で、皆様にお集まり願ったので
その点もこれからお話します」

 「まず、なぜうちの協生党と組もうとしているのか、忌憚(きたん)なく

お話しください」
 「うちも新生党なのか、の所からお聞きしたい」

  「では、お言葉に甘えまして正直に申し上げると、
私どもは与党自文党のやり方、政治家の特別扱いに不満を持ち
闘おうとしているので、それらと同類の政党とは組みません。
 そうなるとお二方の党以外だと、民衆党これも政権を執っ時と根本が
自文党に似ていると思われ、自文党に流出しした党員が多く、
掲げていた理念やポリシーの真反対の党に入るのは信用できない。
それに比べ、以前から与党の追及を行って信用置けるお二方党としか
手を組むつもりがないです」

 「私達と組めなければどうするおつもりですか?」
  「もっと時間がかかるとは思いますが、私共だけでやるつもりです。
うちの風間がご連絡を取る際、ご説明させていただいているとは思いますが、
その詳細を記したこれを見て下さい。この内容も他の党では
納得できない内容が大半です」

 青也がデジタルボードの『文章開く』を押し、
 『第一回梁山泊会議、政権とったら最初にやるべき事』を見せ、青也が
 「長いデータですが、よろしければ、皆様の端末に送信いたします」
   参加者の了解を取り、配信して、照子が更にデジタルボードの説明を続け、
その時話し合われた内容も紹介した。

 「『最初にやるべき事』に基づいてお話します。
質問ご意見もお願いします。
私共も多かれ少なかれ被害は受けておりますが、ここにおられる
皆様の被害の原因とその対応と法や仕組みの悪さ、
理不尽さを許せないという思いでおられると理解致します。

 その原因の一つが、政治家官僚側、公務側の悪い対応に法律や憲法が
あるにも関わらず、同等の罰を与えられず、人のせいにするなど
更に理不尽さが生じ、”特権”自己都合で済ます。

 二つ目に自分達に都合良いようにやっている為に国民に説明出来ず、
与党多数でなんでも押し通してしまう」

 「確かに、国民への説明責任も果たさず、不透明性や隠蔽、
”自由・人権・平等”の憲法違反しても何もない」
 「法律違反しても緩い罰しかない」
 「立法・行政・司法が独立どころか癒着して、ちゃんと裁かれてない」

 「そうなんです。総理や警察関係だと警察も言いなりなって、
犯罪がもみ消されます」
  「織藤さんの件は完全に犯罪で現に同じ条件でも一般男性なら
犯罪として立件されていたし、
片山さんの件も多数の証人がいるのに、警察の威信と警官の落ち度に
しない為の冤罪で、どちらも検察と裁判所の公平さが疑われ、
永松さんの件も報道が騒がなければ高齢者と言う事で軽い過失で
済ませた可能性もあります」

 「青木さんのお話も森川氏の圧力、パワハラとしていち早く訴え
それを皮切りに出来れば敏夫さんは死なずに済んだかも知れませんし、
水池さんや串崎さんの内部告発も他の人達を守る為であって、
それを不当な仕打ちを見て見ぬふりとは腹が立ちます」
 「与党や官僚は内部告発を密告使いで、良く思ってないように思いますね」
  「内部告発は組織内の不正や違法行為、悪事や不正を明らかにして
世間に知らせることで、密告は匿名で「内部告発」的善い点もありますが、
相手を追い落とすのに使われ噓もあるので悪い場合もあり
同じものではないのに、権力の座を脅かす怖いものと認識しているのかも
知れませんが、重要なのは庶民への被害損害を防ごうとしてるかどうかです」

 「障害の方やLGBTQの少数派とされている方々も本当は少数では
ないかも知れないし、仮にそうであっても人間性や能力があるなら、
もっと公務で働いたり、政治家官僚になっていてもいいはずなのに、
女性ですら少ないのはおかしくないですか?」
 「年配男性の聖域だと思っているのかも知れませんね」
 「俺様が”守ってやっている”のだから家の中でじっとしてろって
言いたいんじゃないのかナ」
 「僕達だって働きたいのに」
 「仕事やスポーツを『聖域』だの、『根性』だのの感情や精神論に持っていき過ぎですよね」

 「人間力の低い連中だから、権威保つために自分達が”偉い”扱いに
したいんだよ」
 「それらも含め報道を出しても、国民がそう思っていても押し通され、
皆さんの名誉や人権は侵害されたままですね」

 「憲法や法律があっても、全て与党と官僚側の有利不利で
やるやらないが決まって、いくら野党や国民が異論を唱えても
強引に押し通し、失敗してもその結果の責任も取らない」
 「これでは民主主義とは言えないね」

 「それと事故・事件・災害・不正など実際の被害と、
その対応の悪さの被害と、更に悪い側を擁護するような誹謗中傷・陰口・
悪口の二重三重被害は、拷問です。これも何か考えて欲しいのですが・・・」

 「そう言うものに対して」
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