😨🤜🤪👿👹👉「令和水滸伝」~嫌なことばっかり、そうだ国をつくり直そう!☆45【仲間の輪6】「次のステップへ」

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☆45【仲間の輪6】「次のステップへ」

 一週間後の後のカラオケ梁山泊のミーティングルームにて
第三回梁山泊会議、

 「ミキ兄さん、千ちゃんとミック、だいぶ慣れた?
私らも通ってきた道だからサ、多少は我慢しなよ」
 3人とも驚くほど大人しくなっていたが
哲男と三郎は疲れ切っているようで、
それでも犬神はたいしたもので 鍛錬にもついてきて、
時村の所作の指導にもちゃんと対応していた。

 「これまで見てみんなと相談の結果、
ミックはテリーの助手として料理と子供たちの世話のサポート、
千ちゃんもテリーの助手で、カラオケ梁山泊の管理運営の勉強と暴漢対策、
ただし、変な奴が客として来てもヤクザっぽい対応は駄目だよ」
 哲男がよほど辛かったのか涙目で、
 「大丈夫です。時村さんやメイド長の服部さんに
そういう時の対応は指導されましたから」

 「桜木のオヤジにも通じますが、それ以上に時村さんや加代さん、
ルカさんの恐ろしさは殴ったり蹴ったりじゃなくて、
強いのに理由と正論と威圧で来ると言うか・・」
 「大きいヒグマと目が合った感じ?」
 「ヒグマというよりは巨大なグリズリーかな?」
 「このお3人は、ご当主様でもたじろぐくらいですから」
 「陰のドン?」

 「世界最強かも」
 「転生する前から 裏も表も世界最強?
なんかアニメの題名になっていそう」 
 「とにかく道理に反すること、理不尽なことに対しては
完膚なきまで叩きのめす勢いで来ますから本当に怖いですよ」
 「ま、そういう事をしなければいいって話だけどね」

 「巨大グリズリーだの、陰のドン?魔王だの、怪物だの、
なんかものすごいモノに言われてる?
でも、ミッキーは時村に似てるし、照ちゃんは加代さんに似てる気がする」
 「魔王や怪物とは言っていません」
 「そう言えば、本質が似ているかも」
 「畏れ(おそれ)多い」
  「そんな陰ドンの推薦でミッキーは照ちゃんの護衛件秘書と相談役、
今後私と青君と照ちゃんがそれぞれ別行動になる事も増えると思うので、
ミッキー、照ちゃんをよろしくね」

 「本当に私に出来るのでしょうか?」
 「”俺”から”私”に普通に変わってる時点で合格、
3人ともあの時村の特訓に耐えたんだから大丈夫。
桜木さんの指導も良かったんだよ。
 道場のみんなだってミッキーの喧嘩殺法から守攻術法に変った
スピードにも驚いていたし、
時村もミッキーの頑張りと才能には舌を巻いていたよ。
千ちゃんとミックはもうちょっとかな?」
 「それに『出来る』じゃなくてやるんです。
その為に私たちがサポートするのですから」

 照子も党首と言うプレッシャーに自信がない様子で
 「私もやれるか自信ないです」
 「今まで照ちゃんにも色々話してきたし、ディベートのコツも
みんなで学習したし、やれるよ。
そもそもあの人たちがやってるんだから、私たちがやれないはずがない」
 「そうだよ。それに最初は誰だって自信ない」
 「照ちゃんはひとりじゃない。それこそみんなで一丸だよ」
 「第一、犬神さんと言う強い味方がいるじゃない」

  「大丈夫ですよ、お二人とも。失敗することで学習し、
そう言う事を経験することで自信は生まれてきます。
その失敗もみんなでフォローすれば何とか乗り越えられるはずです」
 「そうだよ。自分達の夢のために思い切ってみんなで飛び込んでみよう」
 「そうですね」
 「わかりました」
 「私や青君が一緒に行けるところは同行するし、
サポートは惜しまないから、ただ、今後、照ちゃんがメインになって
やらなきゃいけない時はミッキーと共に頑張って」

 「じゃあ、せめて背中の刺青消しますか?」
 みんな同時に
 「いいよ。あれは」
 「一種の芸術作品なんでしから」

 「それに照ちゃんにも特訓しておいたけど、
ミッキーの刺青と経歴をとやかく言ってくる人間に対しては
『もう、改心している人間に対しての差別言動ですか?
場合によっては人権侵害で訴えます』と対応するのと、
しつこいようならば?虎皇(コオ)兄にも言ってあるけど本当に
訴訟を起こす。そういう証拠を残す為の”アクティブウォッチ”と
”アクティブメガネ”」

 「今までみたいに誹謗・中傷・悪口・陰口で済まそうったって
そうはいかない訳ね」
 「そうですよ。人を傷つけることがどんなに悪いことなのかを
徹底的に知らしめる必要があります」
 「だから卑屈になることなんかないし、私としては悪いけど
ミッキーを餌にあぶり出して変な奴らが出てきたら叩き潰すつもりだから、
照ちゃんとミッキーは堂々としていればいい」
 『陰口の奴らをあぶり出すのにミッキーを餌扱いか、
転んでもただは起きないルカさんて恐ェ~』

 「そうですよ。理はこっちにある。道理で攻めれば理不尽は負ける。
その姿を周囲に見せることでこちらが正しいと示せます」
 「それに私達が政党つくって政権を取りたいのは、
今まで話し合ってきた政治家・官僚とその関係者らの理不尽・不条理の数々を
正し、無くす為で永遠に政権についていたい訳じゃない」

 「やらなきゃいけない事をやって元に戻るか、次に進みたいよね」
  「就いても1期か、長くても2期までかな」
  「2期だって、新しい選挙資格制度を自分達で作って、
自分が引っ掛かって立候補出来ないかも知れないし」

 「とにかく、長く就けば就くほど支持支援者などのしがらみで、
今の政権与党と同じになりそうだし、そも々そんなに
政治家になりたいわけではないから、やるべきことをやったら
さっさと元に戻るか、別の何かをしたいね」
 「この”元に戻る”か、別のステップアップが図れる仕組みも
つくった方がいいですね」

 「そうとなれば次に向けて協生党(キョウセイトウ)の石塚代表と
新生党(シンセイトウ)の桃田代表と会おうと思う」
 「やたらと立候補者を立てるよりは、その政党と協力して
そこが立てられない所にうちが立てた方が合理的だからですね」

 「なんで民衆党(ミンシュウトウ)とは手を組まないの?」
 「手を組まない訳ではないけど、一度政権を執ってその状態が自文党と
同じようなことをし始めたしね」
 「それに、あそこの党から自文党に流出してたよね」
 「掲げていた理念やポリシーの真反対の党に入るのは不信しかないね」
 「まだ、信用できないから、今は信用置けそうな党と
手を組んだ方がいいと思って」

 「そうですね」
 「信用できそうな他の党と手を組むのは、自分達で全部まかなえないのも
ありますが、政治政党をやってきた経験ある側の話や協力も得られますしね」
 「そう、それに”自然党”に入ってくれれば『法人格付与法』の
国会議員が5名以上の条件がクリアできて自動的に正式な政党になれる。
けど、これはこっちのメリットだからそううまくいくかどうかは分からない。照ちゃんの腕次第かな」
 「責任重大」
  「大丈夫だよ。ガンバ!」

 「青君、”自然党”コストカット派として、協生党石塚代表と
新生党桃田代表にコンタクトとって、
その時に『ご相談やお知り合いで被害者、告発者、障害をお持ちの方が
いらしたら、ご一緒したい』とも伝えて、
伺う時には名刺代わりに『うちの企画商品として』デジタルボードをプレゼントしようと思う」

  「告発者、被害者、障害?」

  「告発や被害を受けた方は、第三者機関”ミヤマオウム”班の候補者として
適任ではないかと。
 ①理不尽や不正②バカ愚者③無駄の有無④機密の有無、不透明の判断をする
第三者機関”ミヤマオウム”班に就ける人は、善・利他とエゴ・利己の悪、
正邪の分別があり「善を勧め、悪を懲らしめる」事の出来る人でないと、
今の政治家や官僚主導の自分達に都合の良い委員会や機関と
同じになり兼ねない」

 「リスクが高いのに不正に対して内部告発する人は善・悪、
正邪が分かっている人だし、
被害に遭った方は悪や”理不尽”を体感し、痛みを知ってる人だから
確かに適任で第三者機関”ミヤマオウム”班に入って欲しいですね」

 「不正で理不尽側が選ぶより、その不正と闘い、
理不尽な目に遭った実体験した人が一番適しているかも知れませんね」    
  「『正しい』事をしたのに辛い思いしたなら、今度はその人達が
上に就いて判定役や監視役は納得できます」

  「それは分かったけど、デジタルボードもそこそこするから
向こうが引くんじゃないの?」 
 「”アクティブウォッチ”アクティブメガネ”もプレゼントするんですか?」
  「そうか、”ウォッチ”と”メガネ”も伝えるけど、
話し合いが物別れに終わったらプレゼントしないし、
デジタルボードも持ち帰ろうかな」
 「春香ちゃんに大きめの車と運搬にミッキーと千ちゃんとミックも
同行かな」
 「はい」

 「話もまとまり、気に入ってもらえたら新生党にも渡すし、
”アクティブウォッチ”アクティブメガネ”もプレゼントしようかな。
デザイン意匠と特許代分は戻るから」
   「自分で作って自分で買って、デザイン意匠や特許代も自然派風間企画と
根津社長の共同申請で、返ってくるのは微々たるものだから
結局出費ですけどね」

 「宣伝になって売れれば入るんじゃない?」
 「経費としては何名目にする?」
  「受け入れてくれれば・・・モニター代でどう?
青君、協生党の石塚代表と新生党の桃田代表に『話が長くなる可能性が
高いので、その日のスケジュールを空けておいていただけるとありがたいと』
も付け加えて調整お願い」

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