😱🤜🤪👿👹👉「令和水滸伝」~嫌なことばっかり、そうだ国をつくり直そう!~☆11「謎の風間家?2.朝錬」

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  {名付けキャラ付けで時間かかった😫}

☆11「謎の風間家?2.朝錬」 

 照子はジャージに着替え身支度を済ませ待っていると、
ドアチャイムとこんこんノックの音、返事をしてドアを開けると、
ルカと青也が道着姿で立っていた。

 「照ちゃん大丈夫?行ける?」
 「大丈夫です。私も道着の方が良かったですかね」
 「私ら師範だから格好づけね」
  『師範!』

 ルカ達について長い廊下を行き、そこからジョイントのような通路を通り
隣の建物に入る。
 そこはマンションのようにドアが並ぶ。
 「ここは、隊員さん達が自由に寝泊まりしている部屋、
上が10、下が10部屋かな。
人によっては広いのがいい人や兄妹で使っている人もいるから、
そうなると2部屋分使って入ってるかな」
 「ここも5階になってるんです。5階から4階までが部屋で3階は
トレーニングルーム、さらにその下が道場になっています」

  「ここには自衛官や警察官、学生さんが住んでいて自由にしているの」
   「仕事の件もあるのであまり詳しくは言えませんけど」
   「はぁ ~・・・」

  3人で階段を降りていくと途中で男女数人が合流する。
 「ルカさん青さん、おはようございます」
 「ヨッシー、ミヨちゃん、セッちゃん、イレブ君おはよう。
 「ちょうどいいや紹介しておく。こちらが今日から入った天野照子さん。
こちらからヨッシー、ミヨちゃん、セッちゃん、イレブ君  」

 「天野照子です。よろしくお願いします」
  「ヨッシーこと、師岡 殊文(モロオカ ヨシフミ)32歳独身です。
よろしく。分からないことがあったら なんでも聞いてください」
   「居候 (いそうろう)の花の女子大生 五十嵐 刹羅(イガラシ セラ)と弟のイレブこと」
   「 五十嵐 十一 (イガラシ ジュウイチ)中三です。ヨッシーさん、
勉強分からないとこ  教えて下さい」
 「分からなくてもそっちは無理」
   「ヨッシーさん鼻の下伸ばすと、ミヨちゃんに締め技食らいますよ」
   「ヨッシーそうなのー。居候 って古いこと言うね。セッちゃん」
   「仙豆 観世 (センズ ミヨ)です。よろしくお願いします。まだ 
そこまでいってません」

 「ミヨちゃん怒ってる?みんな道場行くの?」
 「いえ、フリータイムでトレーニングルームの方に。怒ってません 」
 「道場に妹の知恵がいるので『俺、今日休みでフリータイムにした』と
伝えて下さい。あいつさっさと行ったので、
後、エア君とカンちゃんは夜勤明けで まだ寝てます」
  「了解です」
 「分かった伝えておく」
 4人は3階のトレーニングルームに消えていった。

 「フリータイム?」
 「夜勤の人もいるし、休日や朝練の人もいる。
それぞれ自分の時間やコンディションに合わせてメニューを作って自発的に
やる事で、一切強制なく自由に決めてやるのがフリータイム」
 「全て自由にやっていいんですか?」
 「そうです。僕達は最初のやり方と困った時のサポートのみかな」
 「さっきの人が”隊員さん” ですか?」
  「うん、全員が自衛隊や警官じゃないけど、名前は名乗ったら覚えて、
それ以外は私の付けたニックネームでいいよ。覚えられないからじゃないよ。
職務上支障があるかも知れないからだよ」
 青也が照子にそっと
 「本当は覚えられないンです」
  「覚えられるよ。全員は無理だけど・・・あくまでも気遣ってです」
   照子はムキになるルカを見て、吹き出して緊張がほぐれる。

 そして1階に着き、ルカが扉を開くと、 
   それぞれ気が付いた者が軽く会釈をするくらいで、よくある道場の大声の
組み手や乱取りをしておらず、静かに地味に動いている。

 40代くらいの物腰は優しそうだが隙が無く、鋭そうな男性が
近寄ってくる。
 「ルカさん青さん、おはようございます」
 「おはよう、デビルン久しぶりじゃない。ロッギーなんて上に
行っちゃったら 忙しいのか ぜんぜん顔見せないよ」
 「闇にまぎれて来てますよ。私も白虎(キヨタケ)様にご相談があって
昨日からお邪魔してます」
  「父さんに、そうなんだ・・・なんか深刻そうね」
  「いや~・・・」
 「おはようございます。デビルンさん」
  「青さん、新人さんですか?では、みんな呼びましょうか?」
  「ええ、お願いします」
 「みんな、集合、年功序列紹介で」
   7人が集まってくる。

  「私は年長で気を使わないようにデビルンで、よろしくお願いします。
この守攻術法(シュコウジュッポウ)は、私らにとっては最適の武術です。
学んでいってください」
   「はい。天野照子です。よろしくお願いします」
  「私もいい歳なのでフッケンでいいです。よろしくお願いします。
最強の助けになりますよ。」
 「次私?私は永遠の二十歳だよ。シュウさんじゃないの?」
  「マコ姉さんだと思うけど、連絡事項があるから では、先にやります、
伊藤です。自衛隊班は鈴木、藤井、中山は夜勤でお休みです」
   「了解でーす」
   「永遠の二十歳のマコ姉でーす。よろチクビ」
   「ギャグ古、これでだいたい年齢分かるはず。女性では師範の次位に
強い怖い人だから怒らせないように気を付けて。
僕は能勢 至(ノセ イタル)よろしく」
   「女性には厳しくないよ。至とあんまり変わらないでしょ」
 「あっ、マコ姉自爆!」
 「イタ!後で乱取り相手確定ね」
 「ヤバ!仕事に支障ない程度で・・・」

   「師岡 殊文(モロオカ ヨシフミ)の妹の知恵(チエ)です。
よろしくお願いします」
    「師岡さん、3階でお会いしました」
    「 なんか変なこと言われませんでした?あの兄貴色気ばかりの
バカなんで気にしないで下さい」
    「『今日休みでフリータイムにした』と言ってたよ」
    「あいつはどうでもいい。私は仕事に行きます!」
    「僕は高橋です。よろしくお願いいたします」
  「自分は川入 音也 (カワイリ オトヤ)ミュー君と呼ばれています。
この道場も仕事も入ったばっかりです。よろしくお願いします」  

  「では、ルカさん、青也さん解散でいいですか?」
    「そうね。照ちゃんにはあらまし伝えて今日は私が付くけど、
慣れるまではマコ姉や女性チームでお願いできる?」
    「了解です。ミヨちゃん、セッちゃんにも伝えておきます」
 「お願いします。ところで、照ちゃんスポーツとか何かやってた?」  
    「子供の頃に少林寺拳法とアフリカ行く前にボウササイズを、
でも、少しだけです」
    「じゃあ、結構やれるかも知れませんね」
 みんな元の場所に戻り練習を始める。
 「僕も向こうでやってていいかな?」
 青也がデビルンこと不動 明 (フドウ アキラ)のもとに向かい、
組み手を始める。     

 ルカは照子を誰もいないスペースに導き、ストレッチをしながら、

 「うちのは守攻術法(シュコウジュッポウ)と言って守るのが中心で、
それでも攻撃してきたら、相手、敵に気取られずに自然に倒していく技と」
 「護身術みたいなものですか?」
 「そうね。護身術に近いけど、相手の呼吸、身体、骨、筋肉などの動き、
向きを瞬時に見抜いてそこへ分からないように
そっと力を加え体勢を崩させたり、急所を一撃して倒すので、
青君達やチエちゃんの動きを見て、自然な流れの中で動いて相手方が崩れているでしょ」
 「本当だ。そして静か」

 「『倒しましたよ』なんてパフォーマンスを見せるとプライドなのか、
面子なのか、アルアニマルチックなのか、ムキになって攻撃してくるのが
いるし、終わった後も報復しようとしたりする。
例えば、痴漢に遭った時に大立ち回りで投げ伏せて
それで終わればいいけれど、大抵はやられた本人が挽回しようと
反撃を仕掛け、逃げる時には『覚えてろよ』となる。
でも、それが相手が分からないやり方で激痛や抑えられたら、
大ごとにならずに済むかも知れない」

 「倒されたと思わせずに倒し、攻撃を意識させないってことですね」
 「その通り。その方がお互いのエネルギーを無駄にしないし、
怪我もしにくいでしょ。
慣れてくると空気の流れ、気の流れ、人の心理も会得して力技で
倒すだけではなく、話術で説得することもできる。

だから、守攻術法の技の中に1対1だけではなく、1対20~30人
相手しても倒せるように、素早く無駄なく自然な呼吸と流れに沿って
急所を狙って一撃で動けなくして、次々に合理的に倒していく技と、
20~30人と言うより10人位を倒して、『これ以上やるなら激痛や死を
お見舞いさせる技だぞ』と言うだけで恐れから戦闘気力をなさせるか、
逃げ出し始め残りの人数を説得するか、倒す方法もある。
戦士全員の士気や志が高い訳ではないから、心根の弱そうな者の弱点を狙う。
多人数の大半は烏合の衆だから数に圧倒されずに隙を狙い、
弱い部分を突き崩せば簡単に壊せる」

 「相手の油断や隙を利用するので、気合や大声は必要ない訳ですね」
 「臨機応変だけど、不要な気合や大声は逆に警戒されるから、
うちはどちらかと言うと忍者の戦い方に近く地味なので、
どうしても従来のやり方や派手がお好みの方には、別の所を紹介して
そっちに行ってもらうようにして、今いる人達はこういう戦い方が
合ってつタイプ。照ちゃんはどう?他でもいいよ。
昼からだと加代中心で健康管理も含めたダイエット護身術教室も
やっているよ」

 「みんなさん、やるんですね」
 「梁山泊の仲間もね」
 「だから鍛錬、朝練、あー納得。
私も守攻術法の方があっているみたいです。教えて下さい」
  「ハイ、明日からはマコ姉さんや女性メンバー中心で、
護身の場合は男性にも入ってもらうけど。
”守攻術法”だろうが、なんだろうが、うちはいかなる手段をもっても
『自分の身は自分が守るのと、子供ら弱いモノの身も守る』が鉄則で、
偉そうに言ってるけど要は『自分と子供らを守れ』れば
何だっていいんだけどね」

 ルカが照子に教え始める。
 「普通に歩いてみて、そこにぶつかってきたら、体をかわして、
相手が攻撃を仕掛けてきたら力を受け流して、背後に回って肩をこう」
 「なるほど」
 「私がぶつかる役やるから やってみて  」
 「こう流して・・・こう・・」
 「そうそう、やっぱり筋がいいわ!」

 後々、これが発揮されるとは・・・・
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