♪ - 感動ドキュメント - 四月某日・ヒヨちゃん旅立ち

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コラム

♪画像の整理保存に際し、ファイル名にはすべて撮影年月日を記しています。
これが大正解となるのが、過去を振り返るとき。


♪ヒヨドリのヒヨちゃん(※この時点では当然無名)が突然目の前に舞い降りたのは、

* 2月23日(祝)、まだ早い夕暮れ前でした。

喉が悪いのか上手に鳴き声を出せず、仲間からも疎外されていることに、直ぐに気づきました。

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★ わっ! びっくりしたっ!

集団行動で近隣を飛び回り、金切り泣き声を響かせる数羽から常に離れ、

* 数日後にはベランダの給湯器の上が定位置 & 屋根の下が寝床に。

スズメ食堂に集うスズメたちには恐れられ、それが申し訳なかったのでしょうか?
遠慮がちに室外機上の食卓を伺いつつ、1日の大半をベランダ付近で過ごし続けていました。

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★ ひと足先に スズメたちは塒へ

気づけばスズメさんたちも気を許したのか、

「スズメになれるかも? 無理ならせめて仲間に入れてもらえるかな?」
1羽だけ大きなシルエットで大勢のスズメたちと空を舞う姿、違和感もなくなっていきました。


♪他のヒヨドリたちが一斉に姿を消したのは、3月末だったかな?
それでもヒヨちゃんだけは変わらず、ベランダにとどまり続けていました。

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★ スズメたちと違って お米は苦手 食パン大好き

語りかけてはみるものの、理解を求めるのはやはり無理?

「日本の夏は暑すぎて、君の体力ではとても越せないよ」

心配なのと同時に、

「鳥の一生はせいぜい数年だから、好きに生きるのもアリかもな……」

すでに手渡したパンを啄(ついば)むほどに懐いてしまっていたこともあり、内心複雑だったことは、先日の記事で触れた通り。


♪その日は唐突に訪れました。
ヒヨちゃんの仕草で、すぐにわかりました。

「旅立つんだね」

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★ いつもと違って ずっと背を向けたままかと思えば

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★ 突然ここに舞い降り そこからギリギリまで近づいてきてくれて

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★ もう1度 自分の定位置を確かめて

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★ さよなら! またね!

この日数週間ぶりに、給湯器の上からヒヨちゃんの気配が消えた夜。

記憶が確かなら、ヒヨちゃんは昨年この街で大きくなった幼鳥のなかの1羽。
“信じる/信じない” は読者各位に委ねますが、筆者は鳥の言葉がわかります。

来年戻ってきてくれたときに、俺はここで出迎えられるだろうか?

ヒヨちゃんロス、実は結構尾を引いてしまったかも?

( ToT ) 涙




それから数日後、日々夕陽が力強さを増し続けるなか ……

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★ スズメたちが寝床に帰るのと入れ違いに なにしてるのかな?

ええいやあァ~ 君からもらい泣き …… 泣き笑いですワ。

( -"- ) 4月後半だゾ!


或 頁生(ある ぺじお)


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