♪筆者の愛器の独り語りシリーズ #4

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♪齢(とし)喰ったな。

デミグラスソースがしんどくて、後々胃もたれするようになっています。

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★ 少し前までは大好物だった ワンコイン弁当 旨いのは旨いんだけど

真面目にお籠もり作業を続ければそれだけ、自己調達ランチの選択肢が狭まっていくようです。

しゃ~ないね。


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♪反転していない火の鳥 = Non Reverse Firebird 。

最初にカミングアウトしておくわね。

Q : 一見する限り、世界的トップブランドG社の超稀少機種!?

いえいえ。

A : 実は1980年代に日本の某メーカーで製作された、良く言えばコピーモデルだけど、今日なら訴訟沙汰必至のそっくりさん。

「確信犯的偽物じゃねえか!?」
そんなふうに揶揄されたとしても、文句は言えないわね。

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だけど1980年代はまだ昨今ほど、諸々の権利に関する認識が、とりわけこの国では希薄すなわち遅れていたの。


♪ちなみに以下は頁生(さん)が年の功で(※あのね)調べ上げるまでもなく、当時の記憶を辿って話してくれた、私の正体。

すでに現存していないとある楽器店が、1980年代の中頃に国内のメーカーと手を組み、自店オリジナル商品として受注を募っていたんだって。

当時の音楽雑誌の広告ページに、私の紹介が掲載されているのを、頁生(さん)が偶然所有していたし。

頁(ページ)の底力かしら?

だけど1つだけ解せないのが、見事に本家のブランド名が印されている点ね。
本物の 『gib◆on』 だったとしたら、とんでもない価格になっちゃうわ。

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それに私はいわゆるデッドストックというか、弾かれた形跡がほとんど見られないの。
呑気な性格だから、過ぎたことは忘れちゃったけど … どうなのかな?

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そんな私は秘かに大人気らしく、こうして頁生(さん)が新たなご主人さまになる際には、マジで大変な争奪戦状態だったんだって。


♪確かに当時、実際にはほとんど売れていなかったと思うし、そのメーカーのカタログにも当然未掲載。
さらに歴史を振り返れば、私と同じコンセプトの合法的なコピーモデルの商品も、どうやら存在していなかったらしく?

なぜかサクサクと私をゲットしたご主人さまに、あえて辛口で忠告を。
「それくらい熱心に執筆仕事も頑張ってくださいね!!!」

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画像のイメージより長身なので、ほぼ日本人の平均身長のご主人さまは、座った姿勢では弾き辛いらしく、それでもこまめに遊んでくれています。

「この "Cardinal Red" は俺のラッキーカラーだから、絶対逃がしたくなかったんだ」

ニヤニヤしながらそう繰り返していますが、どうやら大好きな鉄道車両と重ね合わせているようにしか思えず、内心微妙かも?

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★ こちらは正式名称 『スカーレット・レッド』 (※ネット上より拝借)

60歳を過ぎても男は子ども。
私をケースから取り出せば、瞬時にエレキ少年と化すさま、可愛いわね。

「現物を手に取り抱きしめられたのは、これが最初で最後に違いないな」

女は誰だって唯一無二なのに … 不器用なご主人さまだこと。


語り部 : ラッキーちゃん


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