♪筆者の愛器の独り語りシリーズ #2

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♪地元ベースでの地道なお仕事(=執筆)モード、継続できています。

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★ 例年ならそろそろ刈り取られる時期も まだコスモスが揺れていました

この数日中には、9月初旬から預けていた愛器(=ギター)の調整が完了すると、職人さんから連絡が入りました。

大好きな神戸に行けるゼ & 日程を捻り出さなきゃ。


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♪写真館のショーウインドの中の、私のお見合い写真を一目見た途端、
「こ、この写真の、お、お嬢さんを、僕にください!」

今のご主人さまは人間社会で既婚者みたいだけど、これって重婚?
それ以前に今の暮らしは完全なる一夫多妻制??

だけど他の仲間たちとはいがみ合うこともなく、仲良くやっているわ。

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おそらく1968年生まれらしい私の名前は "アルガ" 。
お父さん(=製作メーカー)が私の身体を 『アルガグリーン』 ってカタログに掲載していたし、結構気に入っているし。

アルガちゃん。

純日本熟女だけど、響きはハイカラ(←)でしょ?


♪専門的なことは控えるし、なにより自覚できていないんだけど、半世紀以上前の国産ギターとしては、随所に画期的な試みが用いられているんだって。

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頁生(さん)も外観だけでなく、私の声色も大のお気に入りみたい。

だけど先に登場の楓ちゃんと同じく、ほとんどコレクション状態なのは、大きくて重たくて取り回しが今一つだからかな?

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それから付属の当時のオリジナルのケースが、鉄の塊レベルの重さでね。
大袈裟じゃなく非力な女性なら、片手ではとても運べないほど。
配達してくれた宅配便のドライバーさんも、ヘトヘトで呆れ顔で、頁生(さん)は平身低頭だったの様子を、箱の中で笑いながら伺っていたわ。


♪カタログモデルで、他にも赤・青・シースルー(杢目)など、数種類あったみたい。
近年のモデルと比較すると、デザイン面が古臭い(=もっちゃりしている)こともあってか、中古市場ではそんなに人気がないみたい。

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手前味噌だけど私の保存状態はメチャ良好で、とても50年以上前の製品とは思えないほど。
「状態の良い色違いがもう1本あっても、別に構わないよな?」
ご主人さまは本気で物色しているみたいだけど、ど~なることやら?

最後に今の素朴な疑問をひとつ。

「やっぱアルガちゃんは、手数の少ないジャズのフレーズが1番だよな」
などと悦に入っておられるようですが、ジャズを弾けるんですか!?


語り部 : アルガちゃん


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