事実上のタカ内容か~高PERの罠~

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こんばんは。
時事ニュースの解説をしている北海道大学(北大)、札幌在住の玉井大貴です。今日は日本の経済にも大きな影響を与えがちなFOMCの議事要旨の公表が行われましたのでそれについての解説をしていきたいと思います。
FOMC議事要旨が発表されました。
2人を除く全当局者が時期尚早な利下げに否定的な考えを示し、高金利を過度に長く維持するよりもリスクが大きいとの考えを示唆していました。議事要旨では、少数の当局者がバランスシートの縮小ペースを緩めることが適切かもしれないと述べていたこともわかりました。

市場にとって重要な流動性手段である翌日物リバースレポ(RRP)ファシリティーの応札額が減少していることを背景に、多くの参加者は3月のFOMC会合でバランスシートについて詳細な議論を行うべきだと考えられています。
リバースレポファシリティとはFF市場外の市場参加者にFFレート以下の取引を強いないためのフロア金利を設定するよう創られたレポ取引のことです。つまりは市場参加者がお金をFRBに貸して、FRBから担保として米国債をもらいつつ、金利を受け取るレポ取引のことです。

レポ市場の詳しい解説は致しませんが簡単に言えば債券を担保とした超短期金銭取引のことです。
有担保コールといったところでしょうか

さて今回のこの議事要旨がかなりタカ派であったということは、今後はソフトランディングまたはノーランディングを織り込んでいる市場にとってサプライズを起こしかねず、高PERで取引されている巨大テック企業の急落につながるかもしれません。
私は再三、米国テックはPERが高すぎると警鐘を鳴らしてきましたが、そろそろマグニフィセントセブン急落のXデーが迫っているのではないでしょうか?



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