ひどすぎる建築と、呆れる対応の行政など。

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最近は色々な事例を知ることが容易になってきました。
映像で知ることができると、とても分かりやすいです。

その映像の中に、いまどき信じられない内容がありました。
「地方工務店が作った悲惨な欠陥住宅&怠慢な行政の対応報告」
というタイトルで、欠陥住宅を告発されていました。

わずか数年前の建物です。
第三者機関の検査もあるのに、なぜ、こうなったのかと視聴しました。
徹底的に分析し、調査されていました。
なるほど、と感心することが多かったです。

多くの人のコメントも参考になりました。
その中で、施工会社の酷さもありますが、役所の対応には唖然としました。
この場合、役所は鈴鹿市です。正しくは、特定行政庁となります。

この特定行政庁である鈴鹿市は、建築基準法に基づく是正や行政指導を
「放棄」しています。施主たちが何度も赴いてお願いしているのに、相手に
されません。

このようなケースは非常に稀と思います。
稀ですが、対策はあります。
特定行政庁がしようとしない=不作為なので、正しく行うように
求めることができます。
これは、「何人も」できます。

映像内では、瑕疵を調査した建築士を相手にしようとしていませんが、
行政手続法に違反しています。
何人も申出することができるからです。

行政手続法について、一般人で詳しい人はいないと思います。
また、建築関連の人は、いよいよ知らないことが多いです。

挙句の果てには、特定行政庁の職員が「知らない」可能性もあります。
会社は学校じゃありません。
役所も学校ではありません。
習っていません、は通用しません。

自分で学ぶしかありません。
すると、役所の不作為=なにもしない、怠慢行為を見逃してはいけないと
考えるようになりました。
自分で考える習慣を身につけておけば、何らかの打開策を見つけることができることがあります。

今回は、ひどすぎる欠陥住宅を公開してくれたおかげで、悪質な業者や
役所によってはこのような対応をする、という教訓を得ることができました。

他人事と思っていると、成長しないと思います。
自分のことだったら、と置き換えて考えるべきと思います。

建築内容も驚きの連続です。
通常であれば、3階建てです。
それが、無理やり2階建てにされています。
図面は二種類あります。
全く異なる内容です。
それなのに、建築確認が下りています。
民間の会社経由ですが、建築関係者であれば「あり得ない」
と思うはずです。それが認められています。

さらに驚くのは、完了検査、検査済証が出されていることです。
どうやったら、こんな杜撰な内容で検査済証ができるのか、出した
会社に聞きたいです。
映像では、出した会社は取材を拒みました。
やましい事実がある証と思いました。

役所、施工会社、検査機関、このすべてが悪党です。
ここまで悲惨な事例は、滅多にないと思います。
おそらく裁判所の判断を待つことになるでしょう。

厄介なのは、民事の裁判なので、地裁→高裁の判決まで2年程度は
かかることです。内容によっては最高裁です。
たぶん最高裁は棄却か高裁に差し戻し、のような形になるような気がします。

常識を優先すると、施主=被害者を救う判決が予想されます。
しかし、ここからも大変です。
勝訴判決が出ただけ、になる可能性です。

会社をつぶして逃げる、このような事も容易に考えられるからです。
代表者を変え、違う会社で業務を再開する企業も多々あります。
どうやって逃がさないか、債権を回収するか、を念入りに検討しないと
いけません。

運命、と割り切ることも必要な場合があります。
今回の内容では、酷すぎるので、修理ができるレベルではない、と
思います。そもそも、建てること自体が誤りのようにも見えました。

別の場所で、法令上の制限を満たした、価値のある土地に「普通の家」を
建てることを勧めます。
特殊な内容になるほど、ロクなことがないという事例に見えます。

このような状況になりたい人は、いません。
ならないようにするためには、正しく学ぶことが大切と思います。

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