光を運ぶ者

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デザイン・イラスト
このブログも2016年の2月に投稿した抜粋です。

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2009年に教育学部修士過程を 始める前に大学で書いた絵です。
油彩で縦2.21m、横1.5mの大きな絵で、さすがにフィンランドには持って来れなかったので、かさばらないようにフレームから外し、アメリカの家のクローゼットに丸めて保管してあります。

テーマは金星を司るルシファー。
昔から宗教と人間の関係に興味があって、世界の混乱の元となっているのは宗教だと信じていました。特にキリスト教の中で興味を持ったのが『Revelation ヨハネの黙示録」。サタンとルシファーについて色々と読むのが好きで、今でも常に興味を抱いているテーマのひとつです。ちなみに僕はキリスト信者でも何かの宗教を信仰しているわけでもありません。

ルシファー、『ヘレル・ベン・サハル』は、古代に栄えた多神教の中の1神で夜と朝を伝える神、曙の子。それがユダヤ、キリストと傲慢な1神教ヤーウェによってその名と存在を悪の根源とされた神。

傲慢な政治と1神教によって悪神、全世界の宿敵へと変えられた古代の神々。その無念を背負い、ルシファーは一人たたずみ絵を見る者を見つめ返します。
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この絵は大きいのもあって売れ残りました。笑 それでもお気に入りの一つだったので、残ったのも何かの縁。将来、日本で家を建てた際には、アメリカから持って帰って飾りたいと思っています(でかいですが。。。)。
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