65歳から健康な方でも介護保険制度を知っておいた方が良い理由

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介護保険サービスでは段階が分かれています。
軽い方だと要支援もしくは介護度が付かないけど、
要支援と同じくらいのサービスを利用できる方がいます。

介護度が軽い方
要支援1・2

介護度が重い方
要介護1~5
・一番重いのは要介護5となります。

そして、身体が元気でも、介護度が上がることがあるのですが、
ある診断がついてる方は介護度は上がりやすいです。
それは「認知症」です。

認知症の方は、身体が動け日常動作ができたとしても、
・物忘れ
・徘徊(道が分からなくなる、自宅に戻れない)
・何度も同じ話をする
・被害的になる

など、認知機能が低下をすれば、同居している家族や配偶者は症状の度合いにもよって異なりますが
本当に家族が介護する負担が大きくなります。
→家族の負担が大きい理由も介護度が上がる要因になると思われます。

では、家族はどんなことで負担になるかと言えば、、

例えば、
子供が認知症の母親と一緒に暮らし
子供が日中仕事をしている時

・散歩に家を出たが、戻れなくなり、知らない方が交番に連れていかれ保護される。

警察から保護していますと、仕事中に連絡があり、会社を早退し、
母親を引き取り、自宅に帰る。
→こちらの事例は、会社で認知症という疾患や親と生活していると理解があれば、もし、何かあったとしても、在宅ワークに切り替えることができる仕事であれば、わざわざ有給を使う必要もないし、早退扱いにもなりません。
実は、実際にある利用者が交番で保護され、娘が引き取るという出来事がありました。

このように、認知症の方を一人にさせることはリスクが高く
だからこそ、介護保険サービスで1日型のデイサービスを利用してほしいところですが、
本人が拒否あるいは、散歩に行き不在になってしまえば、強引には利用することはできません。

もちろんケアマネも本人に会う、デイサービスを探します。

それでも、やはり、いろいろ試すことは、認知症の方が余計に混乱し不安になるリスクを考えますと、
ケアマネの中では、そろそろ自宅での生活は限界なのではないか?と思ってしまうところにあり、施設の提案する準備をします。

しかし、この時点で施設の提案は遅いと、本音は思っています。

施設はたくさんあり、探すのは本人よりも、家族です。

特別養護老人ホームは料金は安いですが、要介護3以上からの条件で、待機している方が多くいらっしゃるので、すぐには入居できません。

そうなると、予算を考え、何とか入れそう施設を探すことになります。
都内や神奈川だと施設がありすぎて、選ぶのに時間がかかりすぎて、選べられないなんていうことも、実際あります。

認知症の初期の段階もしくは認知症になったら・・・
家族や本人がどうしていきたいのかは、決めておくことが一番良いと思います。

施設に入所したいなら、その分の費用や蓄えはあるのか?
特別養護老人ホームが良いのか?

正直、喜んで施設に入居したい!という方は多くないです。

ほとんどの利用者は、自宅で最期まで過ごしたいと思っているし、
家族も自宅で過ごしてほしいと思っている方が多いです。

ただ、最期まで生活するためには、どれだけのリスクがあるのかは、
知ってもらうために、さまざまな事例などは伝えていきます。

・火の消し忘れで火事になる可能性が高い

・徘徊し、何かの拍子に転倒し、誰にも発見されずに死亡例は実際にある
→実際ありました

・毎回徘徊され、警察から連絡があっても引き取りにケアマネは対応できない

・あまりないと思いますが、電車の事故も可能性としてなくはない

もちろん中には、穏やかな認知症の方もいますので、自宅で普段通りに暮らしている方もいます。

こうやって記事を書いていますと、そもそも何か起きたから介護保険申請を受ける・介護保険の制度を知るのでは、遅いのではないかと思うのです。

もう65歳になったら介護保険制度の仕組は必須で学ぶようにし、
(家族も)
事例も入れながら、これだけ大変なことがあると、実情も伝えることも大切だと思うのです。

介護保険サービスで自宅で最期を迎えるという方は、限られてきます。
(末期がんの方が多いです)

知識がないから、介護保険制度やケアマネがどうにかしれくれる。
と思われてしまい、ケアマネは無償サービスであれこれもと、業務の時間が増えるような気がします。

これからますます利用者の数が増えていくことが分かっているのに、

これから介護保険サービスを利用する方に、
・何も知りません
・ケアマネってなに?サービスって何?
を毎回説明するのって本当に時間の無駄であること。

そして、若い時からでも
自分の人生とはどう生きたいのか?
自分で決めておくというのは、大切だと思います。

ケアマネはアセスメントをし、その人らしいケアプランを作成しますが、
利用者や家族からこんな言葉を言ってくれたら救われるのですよね。

「もう十分、人生を生きてきたのだから、できればもう悔いはないよ!
 後は、家族に迷惑が掛からない程度に、必要なサービスを入れてくれれば いいよ!その範囲で楽しむよ!」

なんて言ってくれたらことは、とてもスムーズにいくのにと思います。
難しいかもしれませんが・・・

そう考えると、今を楽しむ。充実させる。
健康な身体がある限り働き、健康な時に後悔がない生き方をする。

自分が高齢者になったら、家族を振り回したくないし、潔く
子供の言うことを聞いて過ごしていきたいと思っています!

読んでいただきありがとうございます。
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