新しい消費者像

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2021年の流行語大賞が発表されました。大賞は「リアル二刀流/ショータイム」です。これについてのコメントは不要でしょう。トップ10を見て、私が興味を持ったのは「Z世代」です。Z世代?今年流行ったっけ? この言葉、あらためて調べてみました。世代分類を指す言葉としてアメリカで誕生しました。ジェネレーションZの訳。一般的に「1990年代後半から2010年代前半生まれの世代」を指すらしい。だから現在、10代・20代前半の人たちですね。ちなみにその前はY世代、さらにその前はX世代と呼ぶそうです。私はX世代。Z世代の多くがこれから社会進出を果たし、2031年までにその収入は世界の1/4以上に達するとも言われています。

Z世代の特徴を見てみます。デジタルにめっぽう強いというのが前提です。ライフスタイルの中心はインターネット・SNS。その上で、まず男女平等の意識が高い。確かに大学生・就活生などを見ると完全な平等、というか女性が強いくらいだな。会話を聞いているとよくわかります。昔に比べて明らかに男女の意識はフラットですね。仲間です。そして、「自分らしさ」を表現できるものを好む。旧来のマスメディアによる一方的な情報提供に対して、自分から情報を取りに行く時代です。大量生産大量消費の世界ではない。子どもの頃から選択に慣れています。そしてリアルに憧れている。これはデジタル中心の裏返しですね。だから対人関係を非常に重視するし、他人からの評価を気にしすぎる一面もあります。そういえば「怒られたり、もめたりすることが少ない」と言っていた若者が多かったな(採用時)。

こういった人たちが、こらからの購買を支えます。マーケティング的にはメインターゲットになる。私たちも「ふーん、Z世代か。俺たちとは違うな」と言って笑ってはいられません。他人事ではない。お客様なのです。そのためには、実際にZ世代と接する必要がある。でも「面倒で厄介なおじさん」と思われちゃうかな、と及び腰になりがち。しかし、若者もリスペクトできる大人は大歓迎なのです。だから尊敬に値する大人になりましょう。という当たり前の結論になってしまった・・・。少しでも接点を持ちたいですね。

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