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プロ野球3球団で来期の監督が発表されました。日本ハムは新庄氏、ソフトバンクは藤本氏、中日は立浪氏。対照的な3人です。日本ハムは、新庄氏にチームイメージの一新を期待しています。3年連続のBクラス、観客動員数減少、選手の問題行動など、ネガティブなニュースの多いチームを活性化したい。2004年の新庄フィーバーで、「日本ハム=北海道」を定着させたかつてのスーパースターに、人気回復の切り札になってほしいという狙いです。確かにメディアを使った外に対する発信力は強そう。注目度は抜群ですね。
一方、真逆なのがソフトバンクの藤本氏。選手時代から南海、ダイエーといぶし銀的な渋い存在でした。漫画「あぶさん」にも出てたな。新庄とは対照的に地味ですね。昔のおじさん選手のイメージ。年齢は私と同じ57歳で、2軍監督からの昇格です。打撃コーチや3軍監督も担い、指導者としての経験が豊富。若手選手の育成力に長け、チーム事情を知り尽くした現実的な手腕に期待しているようです。ホークスは人気向上というよりは、まずは勝つこと、優勝にこだわっていますね。
そして中日の立浪氏。中日一筋22年のミスタードラゴンズです。通算2480安打で、2019年には野球殿堂入り。打撃が弱いドラゴンス再建の切り札として期待されています。TV解説などを聞いていても、まあ堅実な発想ですね。技術指導や采配は信頼できそうです。私は、人物的にも誠実な印象を持っています。
ということで、派手な新庄、地道な藤本、妥当な立浪、そんな感じです。私自身は、新庄氏と藤本氏には驚きで、立浪氏は予想どおりでした。球団でも会社でも、どんな組織でもトップの姿勢、キャラ、発言は重要。あたりまえです。「元気にする」、「勝つ」、「立て直す」。トップは自分のビジョンを言葉にしてメッセージを発信します。それが、メンバー(社員・選手)や外部(お客様・ファン)に、わかりやすく心に響く必要がある。総理大臣も同じ。トップではなくても、小さな組織のチームリーダーでも要諦は同じです。意識したいですね。

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