日本代表ウエア支給当初の戸惑いについて

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コラム
日本代表チームのトレーナーになると代表ウエア類が支給されます。無償で支給していただき、ありがたい反面、少し戸惑う部分もあります。今回は私が代表ウエアを支給された当初戸惑った部分について書かせていただきます。

ウエア類が増えていく
私が関わっている競技は毎年支給されますので、ウエア類がどんどん増えていきます。またデザインやスポンサーが変わる場合がありますので、次の年には遠征や大会時に着用ができなくなることもあります。支給されて1年を過ぎますと、売却目的でなければ譲渡も可能なのですが、日の丸がプリントされているため、友人などに差し上げるにも気が引けます。選手であればサイン付きで応援していただいている方々に譲渡などもできるのですが、私はクローゼットの中に保管をしています。いつかは処分しなければならない日が来るかもしれません。

洗濯を干す際に人の目が気になる
私は自宅のベランダに洗濯物を干すのですが、他の洗濯物同様に、代表ウエア類も洗濯して干します。支給された当時は自意識過剰かもしれませんが、周りの目が少し気になりました。今はそれほど周りの目は気になりませんが、少し日の丸が見えにくくなるように干すようにしています。部屋干しをすれば良いのですが、たびたび着用するものではないので、できればしっかり乾かして保管したいなと思っています・・・。

代表ウエア着用時での移動で色々な方から話しかけられる
国際大会帯同時は代表ウエアを着用して空港まで移動します。その際に公共交通機関を利用する事が多いのですが、日の丸がプリントされていますので、色々な方々からお声掛けをいただきます。中には選手ではない私にも写真を撮って欲しいという依頼もあります。最初は戸惑いもありましたが、応援していただいてありがたと思って対応をさせていただいています。国際大会に向かう際はウエアの着用は少し恥ずかしいなと思いましたが、大会期間中は常に着用していますので、日本に帰ってくる頃には着用することに慣れてきます。

終わりに
代表ウエアを支給された際の戸惑いについて書かせていただきました。私にはリオオリンピック・パラリンピックに帯同した友人がいるのですが、同様の戸惑いはあったそうです。これから代表チームのトレーナーになられる方や目指されている方も将来同様の経験をされるかもしれないでね。
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