不思議なローソク

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占い
【前書き】 
 「巨人の肩の上」は未来企画のコンセプトです。先人の残してくれた知識、経験の上に立って遠くを見わたしてみることを考えています。先人の残してくれたストラクチャー(構造物)の上に立って、光り輝く世界を見わたしてみようということです。
 If I have seen further it is by standing on the shoulders of giants.
(『巨人の肩の上』についてはウッキーペディア をご参照ください。)
 未来を切り開くには、どのような手段、方法があるでしょうか。先人は我々に何を残してくれたのでしょうか。特定の宗教団体の教義に忠実な人もいると思います。しかしここではその枠をゆるくして考えてみて下さい。どのような宗教団体からでも学ぶことはできます。良いところ悪いところを分析すれば生きていく糧になります。知識は力になり得ます。我々は特定の宗教集団の教義や、政治的スローガンの為に生きているわけではありません。生きているのは私たちです。仏教や心理学、使えるものは何でも使って精一杯、生きて行くことを考えてみましょう。
【本文】
 高野山(高野山真言宗 金剛峰寺 大師教会 教学部)での研修会から帰って来た直後、師僧のもとへ挨拶に行きました。師僧が本山で習ってきたことをやって見せなさいと言うので本山で習った事を一通り行じました。その後で、師僧のコメントを頂きました。師僧は本堂を出ていき、私は片づけを始めました。ふと脇のローソクを見るとロウが真っすぐ上に流れ固まっていました。今まで扇形に広がったロウなどを見たことはありますが真っすぐ上というのは初めて見ました。
 私はローソクの火を消し、ローソクを師僧に見せに行きました。
「見て下さい。真っすぐ上にロウが昇っています。珍しいですよね」
 師僧は言いました。 「そうだね。家に持って帰るかい」 師僧に驚いた様子はありませんでした。私は言いました。 (-_-;)「いえ。写真を撮るだけにします」
 もう片方のローソクも不思議な形をしていたのですがスペースの関係で載せられないのが残念です。
 その日、師僧のもとを訪れたのは私が一人で人生相談を始めようとしている事を師僧に報告するためでもありました。もちろん本堂の神仏にも、そのことを申し上げるために来たのです。そしてその日にローソクのロウが真っすぐ上に登ったのです。神仏が「真っ直ぐに行きなさい」と仰って下さっているように思えました。真っすぐに行こうと思いました。 友人にこの写真を見せたら「俺は絶対に信じない」と言われました。この世に不思議な事なんかないのだと言いたげでした。友人は数年前、「未来を正確に予言するタロット占い師に会ったことがある。僕の将来を占ってくれたんだけど、全部当たっているんだ・・・」と興奮気味に話していたこともあるくせに。この世に不思議なことは起らないとでも言いたげでした。友人には見せたことがない、もっと不思議なローソクをご紹介します。 『写真①』は火の付いている状態を撮影。『写真②』は師僧にローソクをみせた後、持ち帰ってから再度、同じローソク立に立てて写真を撮影。『写真③』はこれから話に出てくるローソクの話です。
 仏前でお経を唱えていたときのことです。脇にあったローソクがシュ~とい微かなを音をたてました。見るとロウが斜め上にゆっくり登って行くのが見えました。ロウはドンドン斜め上に伸び龍の形を成していました。ローソクの火を消して龍の形を保持するべきか、それともこのまま経を唱え続けるべきか迷いました。神のような存在が出現しているのだから変に手を出すのは不遜であると思い、私は経を唱え続けました。どんどん、ローソクは燃焼して短くなっていきます。最後に龍の形がローソク立の下まで来てしまったとき、これはやはりこのような現象が起こったことを他の人にも知らしめようと思い、龍神様(?)に手を合わせ、「ごめんなさい、火を消させて頂きます」と挨拶するとローソクの火を消しました。
 というわけで龍神様の形のロウの写真の撮影が出来ました。最後まで燃やしていたらどうなったのでしょうか。もしかして、火を消さなかったら、私に大幸運が訪れたのかも。下手に手を出したので龍神様は私のもとから去って行ったのかも。下の写真はロウが写りやすい様にローソク立てを黒い抹香入れの上に置いた状態です。ローソク立のロウが流れ落ちて下の方にも龍神様の形ができています。頭の部分と両手が形に成っています。不思議なことってありますよね。こんな不思議なことはなぜ起こるのでしょうか。それは私が密教という先人の築いたストラクチャー(構造物)の上に陣取っていたからだと思います。ただ単に祈ってもこんなことは起らなかったと思います。思い返してみると柄香炉を持って祈りの言葉を唱えているときに斜め後ろに天から下って来たかのような、異形の者がいる気配に怖れを感じました。それがこの不思議なことの発端だったと思います。不思議を起こす祈りというものがあるのだと思います。最後に一言、光るもの必ずしも金ならず。不思議な現象だけに気を取られると、不思議な世界に迷い込んでしまうかもしれません。ご用心。

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