中国語～社説：米国と西洋のエリートは、益々、真実を語らない。 （環球時報～中国人民日報の国際版 社説 10月9日）

社评：美西方精英层离实事求是越来越远

★面白い視点

  現在、新型ウィルスで21万人の死者を出している国家（米国）が、疫病の制御に成功した国家（中国）を呪っている。

　前者は、すべての問題が後者（中国）によって引き起こされたと主張しているが、詐欺以外に、そのような荒唐無稽の論理が通用するだろうか？

  もし、米国が事実を追究する精神を再び持たなければ、この国家は、衰退への道を歩むことは間違いない。

　真実に直面することを恐れているので、劣勢を虚偽に頼るのが関の山である。

　そのような国家は、改革を進めることは出来ず、自らの問題で振り回されることになる。

　「恥を知るは勇に近し」（『礼記・中庸』）。

　我々は、この中国人が知る故事を、米国と西洋のエリートへ伝えよう。

ｰ記事内容ｰ

　西洋、特に米国は、政治分野において、事実に基づいて真相を伝える基本原則及び精神を喪失している。

　彼らエリートは、中国の事実について語らず、米国社会での政治闘争は、限度を超え、政治目的であれば、虚偽妄言が日常的になっている。

　彼ら社会は、このような政治家の行動に影響を受けており、エリートの世論が、意識的または無意識のうちに、政治的パフォーマンスと連携するようになっている。

　中国と西洋の政治体制は、異なっており、社会や組織も異なる部分がある。

　しかし、中国は、疑いもなく、社会経済が効果的に発展しており、民生国家としても、改善に成功している。

　そして、中国は、西洋世界と積極的に協力しており、対外的な拡張を目的として、西洋の政治体制を転覆することは考えていない。

　中国の急速な発展が、米国・西洋大国に危機意識を芽生えさせており、これら変化については、中国が悪意的に作ったものでなく、不均衡な発展は、世界中で見られている。

　特に指摘すべきことは、中国は米国に対し、不快な感情を有しており、それを緩和するために積極的に努力と調整を行っている。

 中国は、発展の問題について、ゼロサム・ゲームに反対している。

　しかし、米国の政権と一部のエリートが如何に中国を悪者扱いにしているか。

　彼らは、中国が主導する世界との友好と協力事業に対し、批判を行い、中国は、世界秩序を破壊する“邪悪な”国家であると表現している。　

　彼らは、中国と米国及び諸外国との正常な競争を、敵対的行為と定義づけ、中国の科学技術、留学生の全てを、中国情報機関の一部であると考えている。

　完全な人権を有している国家は無く、米国、中国では、何れかの分野の人権は不十分であり、問題がある。

　しかし、中国は、人権を改善していく努力を行っている。

　中国の基本立法の趣旨から、中国は、少数民族や政治団体を悪意的に迫害することは出来ない。

　中国は、本国の秩序と運営を維持するために、体制の下で、必要措置をとり、米国も同様に必要な措置を執っている。

　米国は、中国の手法は見慣れないかもしれないが、米国での手法も、中国人にとっては、見慣れないものである。

　米国と西洋エリートは、中国の統治方法に対して、主観的で傲慢であり、常に、悪意が見られる。

　それらの見方は、中国の現実からかけ離れており、覇権主義の一種の政治消費であり、その論理は、真実の状況とは異なっており、“俺の言うことに逆らうな”という考え方である。

　米国は、大声で強制的な方法を使って、中国に対して取引の呼びかけを行い、西側諸国全体の国民を欺いている。

　今日、世界では、どの国家もグローバル化に参加し、開放を行い、経済は世界と一体となっている。

　ハリウッド映画は、国内各地で上演され、多数の中国国民は海外へ出掛けている。

　しかし、その統治方法が、基本的人権が侵害されていると歪曲されている。

　国家の運営が、人類の共同価値と異なっていることが、本当にあり得るのか！

　米国と特定の西洋のエリートによって宣伝された「邪悪な帝国」としてイメージを作るために、洗練された悪意のある工作が必要である。

　政治的理性が作動する社会なら、人々はそのような記述が荒唐無稽であると疑い、何か間違いがあるのかと疑問に思うだろう。

　ワシントンは、悪意を持って人々を欺罔し、判断を誤らせている。

　現在、新型ウィルスで21万人の死者を出している国家（米国）が、疫病の制御に成功した国家（中国）を呪っている。

　前者は、すべての問題が後者（中国）によって引き起こされたと主張しているが、詐欺以外に、そのような荒唐無稽の論理が通用するだろうか？

　目下、新型ウィルスは、世界中で流行しており、どの国に責任があるのか、防疫に重大な規律違反があったかをダラダラと話すことは、非科学的である。

　この流行に対し、中国政府は、人々の健康に対し、世界で最も責任を持って対処しており、その責任感こそが、最も成功している理由である。

　この一例だけでも、米国と西側の世論による中国政府への誹謗が事実であるかを検証するのに十分である。

　もし、米国が事実を追究する精神を再び持たなければ、この国家は、衰退への道を歩むことは間違いない。

　真実に直面することを恐れているので、劣勢を虚偽に頼るのが関の山である。

　そのような国家は、改革を進めることは出来ず、自らの問題で振り回されることになる。

　「恥を知るは勇に近し」（『礼記・中庸』）。

　我々は、この中国人が知る故事を、米国と西洋のエリートへ伝えよう。