カット編あれこれ④番外篇(お酒の勢いもあって)
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カット編で気を付ける事
イマジナリーラインを越えた繋ぎをしない事
イマジナリーラインとは・・・詳細はWikipediaで調べれば分かります。
簡単に言うと、2人テーブルを挟んで対話してるのに、1ショットの顔の向きが同じ方向を向いている。
これじゃ誰と話してるんだ?ってなりますよね。
状況を知ってる人は、「お互いにきまってるだろ」ってなりますが、見てる人は違和感満載です。
前の話は二人の間にイマジナリーラインがある場合ですが、空間上のイマジナリーラインっていうのもあり、前のシーンでAが右向きBが左向きで喋ってたのに、次のシーンでそれが逆になってるとカットの繋がりに違和感が出ます。
それを解消するのは
インサートカットです。
間に違う画や、二人の状況の変化を想像させる画を挟むことで解消されます。
最初の場合だと・・・
壁にかかった絵画のアップを入れて、同じ絵を見ながら話してる風にする。
2番目の場合だと・・・
登場人物の動きを入れて位置関係が変わったり、2ショットを入れて撮影位置が変わった風にする。
こんな感じです。
他にも、インサートカットは嘘をついたり、不具合を誤魔化すのに役立ちます。そのつもりで撮影してなくても編集素材を見ててインサートに使えるなと思ったらチェックする習慣をつけることをおススメです。
そういった意味でも、不要な部分を削除する編集より、必要な部分を抜き出す編集のほうが良いと思います。