ヘイトスピーチとアンパンマン

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特定の人や

もしくは特定のグループの人たちを

言葉の暴力によって

執拗に攻撃するヘイトスピーチ



これまでは

国内にヘイトスピーチを

規制する法律がなかった



野放し状態だった

ヘイトスピーチを規制すべく

立ち上がった在日女性がいた

崔江以子さんがその人だ



NHKラジオ深夜便の

「“全国初” 川崎市ヘイトスピーチ規制【前編】

差別あおる言葉なくすには」

として放送された

放送内容の概要は

上記ワードで検索し確認できる



川崎市のヘイトスピーチ規制条例の

法的根拠となる

国の法律ヘイトスピーチ規制法には

いわゆる理念法である

違反したところで

なにか罰則や罰金があるわけではない



しかし

国の方針として

ヘイトスピーチは許容しない

他人を言葉で攻撃する

ヘイトスピーチは

言論の自由として認めない

そういう態度を明確にした

国の理念を示した法律である



ヘイトスピーチはもちろんだが

ネットでひどい書き込みをし

特定個人を執拗に攻撃している

そんな人たちもまた同じである



彼らの行動には

共通のパターンがある

それが「正義」なのだ



「正義」の名のもとに

人はどこまでも残酷になる

その典型例がヘイトスピーチなのだ



もちろんだが

その「正義」が正しいとは限らない

どんなに間違って偏った「正義」でも

彼らが攻撃の根拠とするには十分なのだ



これは言論の自由ではない



言葉の暴力である

言葉の暴力は

深く深く人を傷付ける

それは攻撃側の想像を

遥かに超える深い傷だ



子供向け番組にも

この勧善懲悪が正義として

繰り返し描かれている



バイキンマンを悪の象徴とし

アンパンマンを正義の象徴とする

分かりやすい構図ではある

しかしどんな場合でも

武力を解決の手段としない

それこそが日本憲法の理念である



毎回、毎回

バイキンマンを

暴力によって粛清する

そんなアンパンマンに

違和感をずっと感じている



昨日のNHK連ドラ「おちょやん」で

*ネタバレ注意

決め台詞のための小道具の武器を

楽屋に忘れてしまった主人公が

悪役に対して本来の筋書き通りには

退治することが出来ずにいた



そこでアドリブで彼女は悪役にこう言った

「お友達になろう」

寂しかったから悪さをしたんだ

だから仲良くなろうと

そしてめでたく幕となった



それは理想論だ

と言われるかもしれない

けれど理念として

各自が持つ必要はないだろうか?



国家という暴力装置が

勧善懲悪として

犯罪者を制圧するという図式は

治安維持のために

分からなくはない



しかし

それを肯定するために

正義の名の下では

いかなる暴力的行為も許される

という訳ではないのだ



その振り上げた拳に

その侮蔑の言葉に

どうか愛を持ち込んでほしい



あなたの正義を

行為者とするのではなく

その愛を

あなたの行為者としてほしい



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