生ききる:樹木希林さんに学ぶ②

記事
コラム
樹木希林さんの女優人生から生き方について学ぶ二回目、最後は晩年まで映画に出演し、映画プロデュース業もされていた姿勢についてみて参ります。
②晩年迄働く
人生100年と言われていますが、折角の命なんですから個人的には健康寿命を伸ばさないと活かしきれないのではと思っています。
65か70歳まで働いてあとはのんびり余生…なんて生活は夢のようではあっても、どうしても健康寿命から離れる要因が増えてしまいます。
・刺激を保つ
子どもが独立し、一人暮らしになった場合他の人とコミュニケーションをとったり、適度なストレスが無くなってしまうと脳内の活動が低下してしまいます。
仕事を通して社会と繋がり続ける事は会話や刺激の量を保ち、やり甲斐や充実感が嬉しい・楽しいといった生きる張り合いになります。
そういった意味ではボランティアや趣味でもいいのですが、今後の人口推移を考えた時の年金額を考えると仕事を通した責任ある刺激を私は選択するつもりで準備をしています。
・身体も動かす
脳に刺激が有って血流が増えればやる気も出てくるため考動し易くなります。
樹木さんは晩年の同行ドキュメンタリー番組の中で各撮影現場までご自身で運転をされて移動していました。日日是好日の撮影の合間は咳き込んだり少し横になっている時間もあったようでしたが、最後まで演じ切られました。
定年で終わり、という生き方はその後の余生としてはあまりにも期間が長過ぎます。
また、「命を生ききる生き方」としては出来るだけ長く社会と繋がり貢献する事で頭と体の両輪を動かし続け、排泄や入浴を自分の好きなタイミングで他人に気を遣う事無く行う事が出来ます。
これをご覧の方が30代位までの方はご自身の事としてもそうですが、まだお互いが元気なうちにご両親の事としても考えられてみたり、介護が必要になった時の事等を一緒にお話をされてみる事を私はお勧め致します。
樹木希林さんも、二元を超えた淡々とした生き方を実践されているように見えていても、本当はかなりの怖さや葛藤があられたのかもしれません。
ただ、晩年まで現役で役を演じられていた御姿には今後の生き方や心構えを示して下さったように思えます。
一歩でも近づけるよう共に歩んで参りましょう。

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