こんにちは。
イマココデザインです。
オフィスデザインの仕事をしています。
夫と結婚して6年目になりますが、我が夫はいまだに私の仕事を理解していません。(おい)
「仕事なにしてるんだっけ?」
「オフィスデザインだよ」
「・・・家具屋さん?」
このやりとりをもう100万回以上はしているんだけど
「オフィスデザイン」が何をするものなのか
6年たった今もわかっていません。
夫がイメージするオフィスって
デスクとチェアが人数分置いてあって
書類を入れる棚があって
パソコンがあって電話があって複合機が置いてあったら完成!
みたいなそんな感じ。
いざオフィスを作るってなったら
オフィス家具通販サイトで一番安い家具買って電話工事してLANの工事して・・・
はい、完成!っていうね。
そんな人からしたら
「オフィスデザイン」という仕事が存在すること自体が
ピンとこないだろうし、仮に理解できたとしても
「それって意味あるの?」
というような感想になるのだろうなーと思います。
そんなとき、私はいつも
「はぁ。。そんなこともわからないなんて時代遅れだね~」
などと軽くマウントして会話を終了させているのですが
(だから理解してもらえないのか・・・!)
オフィスデザインが何のために存在しているかって
ちゃんと理解している人って実はあまりいないのかもしれないなーと
思ったりもしています。
それは「世間はわかっていない」みたいな偉そうなことが言いたいのではなくて、私のようなデザイン当事者たちもよくわからないでデザインをしている部分はあるのかもしれないな、と。
オフィスデザイン自体は確かにあってもなくてもそんなに困らない、
いわゆる「不要不急」のものではあるんだけど
じゃあ、なんであるのかっていうと、
「もっとよくしたい」
という想い。これに尽きるのではないかと思うのです。
経営状態をもっとよくしたい経営者の人たち
労働環境をもっとよくしたい働く人たち
もっとよい会社で働きたい就職活動をする人たち
もっとよい会社とお付き合いしたい企業の人たち
そういった「もっとよく」を実現するために
オフィスデザインがあります
「もっとよく」の答えは会社ごとに違います
社員をたくさん増やしたいのであれば
リクルーティングを意識したオフィスデザイン
社員の離職率を抑えたいのであれば
職場環境がよりよくなるようなオフィスデザイン
企業として成長したいのであれば
生産性アップを意識したオフィスデザイン
色々な答えがあります。
その解をカタチにするのがオフィスデザイナーであり
オフィスデザインの存在意義なのです
今、テレワークがものすごい勢いで浸透しています。
だからといってオフィス自体がなくなることはないと思っています。
ただ「場」としてのオフィスにはどんどん価値がなくなっていくのも
間違いはないでしょう。
「オフィス自体にどれだけ付加価値をつけていけるのか」
ということがとても大切な時代になってくるのかなと思う今日この頃です。