オーストラリア事情その③ 結婚式

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こんにちは!
オーストラリア在住のよっぴーです。

今回のテーマは結婚式♡ 

先日、初めて友人の結婚式にお呼ばれしたので私の経験談を元に結婚式についてお話しいたします。


まず多国籍のオーストラリアですが、結婚に関しては意外と同じ人種、もしくは同じ宗教同士で結婚をするカップルが多いような気がします。
つまり西洋人は西洋人と、インド人はインド人と、中国人は中国人と、もしくは同じ宗教を信仰している人同士のカップルなど。

これはあくまでも個人の見解ですが、、、西洋人の結婚観はアジア人に比べると軽い感じがします。
というのは、オーストラリアの離婚率はなんと50%!
2人に1人が離婚を経験しているのです。
そして再婚率も高いので、腹違いの兄弟姉妹がいるのは珍しいことではありません。
子供からすると、お父さんとお義父さんがいる、もしくはお母さんとお義母さんがいるという状況が普通にあるのです。
小さな子供だと、親の離婚ということが理解できず
「僕にはお父さんが2人いるんだ〜!」と、自慢をする子さへいます(笑)

そういうわけで、西洋人の結婚観を個人的に解釈すると
”お互い好きだから結婚はする、だけど一緒に生活をする中でお互い意見の不一致が出てくる、それを我慢してストレスを溜めながら一緒に生活するのであれば一緒にいない方がお互いのためだ”

こんな感じでしょうか。
(離婚の話は長くなるので別の機会に、、、)


さて、ここからは私の体験談による結婚式の様子についてお伝えいたします。
今回、私がお呼ばれしたカップルは西洋人同士のカップルでした。

会場は海辺の結婚式場♡
オーストラリアでは海辺での結婚式がとっても人気です。
綺麗な海を前にして愛を誓うって最高ですよね。

そして結婚式が行われた日は金曜日の夕方5時から。
(仏教国ではないので大安吉日という考え方はありません)
なぜ金曜日かというと、どんなに飲んで翌日2日酔いになったとしても、土日にゆっくり休めるようにというオーガナイザーからの配慮からでした。

会場に着くと海が見渡せるテラスに案内され、そこで式に呼ばれた人同士でお酒を飲みながら楽しく会話をします。会場は小さく、招待客全員分の椅子がないためほとんどの男性は立っている状態。
新郎はすでに会場にいて家族友人と祝杯をあげていました。
ご祝儀の習慣はなく、私はお祝いのカード(手紙)とプレゼントに宝くじを封筒に入れて受付で渡しました。

服装は人によってかなりバラ付きがあり、男性はきちっとしたスーツを着ている人やスーツにスニーカー(日本ではありえない?)という出立ちの人、カジュアルなジャケットを着ている人など、(さすがにTシャツにジーンズはいませんでした笑)日本の結婚式に比べるとちょっとラフな感じの印象でした。
若い女性は露出の多いドレスをして綺麗に着飾り、ご婦人はかなりゆったりしたちょっとよそ行きの洋服に身を包み、動きやすさを重視している感じでしょうか。
結婚式に着ていく衣装として日本では白の洋服や網タイツはタブーですが、こちらでは白いワンピースを着ている方もいたので基本は着たい洋服をそれぞれ着ていけば良さそうです。(ストッキングをはく習慣はないためみんな素足)

式場に入り30分ほど経ったころ、誰かがもうすぐ始まるよと言い、司会進行役の女性が挨拶を始めます。

それまで賑やかだった会場がシーンと静まり返り、人々がある一定の方向を向きます。


いよいよ新婦の登場です♡


新婦の晴れ姿を写真におさめようとみんながケータイのカメラを向けた瞬間、司会の方が言いました。

「みなさん、この会場にはプロのカメラマンがいます。
 今のこの素晴らしい瞬間をあなたのケータイにではなく、私たちの目に焼き つけましょう!」

そしてみんないそいそとケータイをしまい、シャッター音の代わりに盛大な拍手の中で新婦が母親と共に迎えられました。
新婦は白いパンツスタイルのスーツに身を包み、お母さんは深い緑色のスーツ姿。照れながら入ってきた2人でしたが、みんなから祝福されているのを見て目頭が熱くなりました。

みんなが見守る中で誓いの言葉、指輪の交換、誓いのキス。

ちょうど日が沈むところで、ほんのり薄暗くロマンティックなムードでした。
新郎新婦そしてご家族からの挨拶、一通り終わると次は披露宴です。
披露宴はほぼ日本と同じ感じでしたので省略させていただきます。

披露宴の後は、同じ会場でダンスが始まります。
老若男女問わず、子供もお年寄りの方もみんな一緒になって踊ります。
(ダンスミュージックが始まると事実上結婚式は終わり)
ここで帰りたい人は帰る、踊りたい人は踊る、そんな感じで流れ解散となりました。
私は、人もまばらになってきた23時頃に式場を後にしましたが、おそらく24時頃までダンスは続いたのでしょう。


これが私の結婚式体験談です。
終始幸せムードでその場にいるだけで込み上げるものがありました。

これからの2人の結婚生活が山あり谷ありのジェットコースターだったとしても、この幸せの瞬間を共有できたことが本当に嬉しく、心から感謝でした。

改めて結婚式はただのイベントではなく、みんなに感謝をする日なんだということに認識が変わりました。

それでは今回はこのへんで
長文にお付き合いくださってありがとうございます。

今日も素敵な日をお過ごしください。
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