必見 新時代を生き抜く24の思考

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ビジネス・マーケティング
必見 新時代を生き抜く24の思考!

『NEW TYPE』
山口周 / ダイヤモンド社
「6つのメガトレンド」
 ・飽和するモノと枯渇する意味
 ・問題の希少化と正解のコモディティ化
 ・クソ仕事の蔓延
 ・社会のVUCA化
 ・スケールメリットに消失
 ・寿命の伸長と事業の短命化
「問題解決能力 < 問題発見能力」
・正解がコモディティ化されている現代では、問題解決能力に価値はない。
問題自体を発見し、提起できる能力に価値がある。
・問題 = ビジョンとのギャップ。ビジョン無くして問題の発見はない。
 想像力の衰えが、問題発見能力の低下を招いている。
「未来予測の無価値化」
・VUCA(不安定・不確実・複雑・曖昧)化が激しくなる中、未来の予測は大きく外れる。
 その中において、予測にもはや価値はない。
 重要なのは、予想せずに構想すること。
 オールドタイプ = 未来はどうなるか?
 ニュータイプ = 未来をどうしたいか?
「AI」
・人工知能に奪われる仕事を予測し振り回されても仕方ながい。
 テクノロジーの進化は不可逆的で止まることはない。
 ニュータイプ = テクノロジーを同問題解決に利用するかを考え、環境の変化をチャンスにする。
「能力は意味によって大きく変わる」
・オールドタイプ = KPIで進捗管理する
・ニュータイプ = 意味を与えモチベーションを高める
・乾いた目標 = 売上・生産性などKPIで管理された数値目標
 「意味」を明確にすることで創造性とモチベーションを引き出す。
・若者 = 常にその時代に足りないものに対してハングリーなだけ。
 モノがあふれる現代、お金やモノでは能力は引き出されない。
 意味を与え、そして課題を与えるのがユータイプ。
「マーケティングの変化」
・プロダクトアウトでもマーケットインでもない、メディアアウト(仮称)
 モノの価値や市場のニューズよりも、メディアの使い方次第の時代の終焉。
「ヒューマニティとマーケティングの逆転」
 ◎ = 打ち出したいのもを人が想像し定期していく。
 △ = ビッグデータなどを活用し、どう打ち出すかを主体で決めていく。
 残念ながら日本企業には後者が多く、作られたモノの訴求力が弱い。
「スケールメリットの崩壊」
ニッチ × グローバル の考え方で市場は無限に広がる。
市場をグローバルに捉える事で、、ニッチだとしてもターゲットの数は多くなる。
よって、モノ自体の価値(意味)を高める事がより重要。
※マルニ木工のアップルの話
「市場で意味のポジションをとる」
 役に立つ = 価値が低い
 意味がある = 価値が高い
 役に立つものはありふれていて、コピーが容易。
 意味はコピーできないが故に、お金を払っ手でも手に入れたい。
 ※アップルの例
 アップルの強みはデザイン = △
 すでに他社からは同じようなデザインのデバイスは出ている。
 アップルの強みは意味 = ○
 スティーブジョブズと言う創業者の思想と情報は文学と同等。
「”WHAT”と”WHY”を語る」
WHAT = 目的は何か?
WHY = 意義・なぜそれが必要か?
HOW = どのように実行するのか?
オールドタイプ = 目的・意義を明確化せずに乾いた目標に対して方法論を唱える。
         よって、モチベーションを引き出すことができない。
         欧米先進国を目指す時代には重宝されていた。
ニュータイプ = 目的・意義を明確にしモチベーションを与える。
         目的・意義はビジョンによって共感できるものでなければならない。
※チャーチルの演説の話
「分析麻痺」
差別化の喪失 / 方法論としての限界 / 意味を生み出せない
理論 < 直感 という意味ではなく、理論と直感をしなやかに使いこなす事が大切。
”二重過程理論”
「エラーの必要性」
自然界にはエラーファ必要不可欠。
蟻塚の話・突然変異などエラーによってもたらされる恩恵。
エラー ≒ 遊び ≒ イノベーション
3Mは就業時間の15%を自由時間として活用している。
規律と遊びのバランスをとり、偶然性を戦略的に盛り込む。
「ニュータイプの意思決定」
真・善・美、ルールさえ守っていればいいという考え方の危険性
「GDPという渇いた指標」
GDPという経済指標では”豊さ””健全性”は測れない。
質的指標を確立させ、両軸でバランスをとる事が必要。
「”寡占化”と”分散化”の同時進行」
役に立つ = 寡占化
意味がある = 分散化
スモールプレイヤーのスケール面でのデメリットがますます小さくなり、
より広い範囲で深い共感を得られるようになる一方で、
切っ尖の甘い中途半端なプレーヤーは消えて行く。
「バーベル戦略 / ナシームタレブ」
極端にリスクの異なる2つの職業を同時にもつ。
アップサイドとダウンサイドのリスクの非対称性
※アインシュタインの例
「努力のレイヤーを変える」
同じ位置で努力し続ければ叶いわけではない。
自己分析を行い結果の出る位置にシフトする柔軟さが必要。
※山中教授の例
「”命令”は”内発的動機”に勝てない」
※アムンセンとスコットの南極探検の話
「専門家と門外漢の意見をフラットに扱う」
VUCA化する社会では、専門外からの見解が問題解決につながるケースが多い。
・白血球のゲノム配列の研究
・地質学者であるダーヴィンの進化論提言
・東海道新幹線の開発
 ー航空技術者が脱線の問題を解決
・NASAの太陽フレアの研究
オールドタイプ =専門家だけで凝り固まったコアに問題解決
ニュータイプ=クラウドソーシングによって専門家を門外漢の意見を柔軟に取り入れる。
「大量に試して、うまく行ったものを残す」
オールドタイプ =綿密に計画し、粘り強く実行する。
ニュータイプ=とりあえず試し、ダメならまた試す。
・米国のビジネスマン数百人に行われた調査。
 =キャリア形成のきっかけの80%が偶然。
 「ハップンスタンスセオリー」
 好奇心、粘り強さ、柔軟性、楽観性、リスクテイク
 コナトゥスに従い人生を楽しむ。
 「Amazonは試行と撤退の達人」
 新規事業を計画する際は、綿密な計画を立て資源投入し実行することが定石とされるが、
 限界コストゼロの現代では、あらゆるモノやサービスが低価格化しているので「試すコスト」が下がっている。
 「綿密な戦略」よりも「意図された偶然性」が最終的に良い結果に結びつくことが多い。
「試し上手はやめ上手」
多くの企業はリスクを取れない。
理由 = 撤退が上手ではないから。
初期投入に大きなコストをかけるあまりに「やめられない」というバイアスにかかってしまう。
キャリア形成も同じことが言える。
伸びシロが無いと感じた時には、「ここまでやってきたから」などと思わずに努力のレイヤーを変える。
「オピニオン」と「エグジット」
「ストック型学習からフロー型学習へ」
オールドタイプ =サイエンスに依存し管理する
         要約し、理解する
         経験に頼り、マウントする
ニュータイプ = リベラルアーツを活用して構想する
        傾聴し、共感する
        経験をリセットし、学習を続ける
レベル1:自分の枠内視点
     新しい情報を過去の経験の中に落とし込む。
レベル2:自分と周辺の境界の視点
     事実の客観視。対処療法的。
レベル3:自分の外の視点
     相手の日常的な言葉で表現できる一体化。
レベル4:自由な視点
     経験・知識、全ての一体化。
「流動性知能」
推論、試行、暗記、計算と言った分析と理論によって問題解決を行う。
「結晶性知能」
知識、智恵、判断力と言った経験に基づき問題解決を行う。
問題に対しての3つの解決法
 ランダム = 直感的にピンとくる解を求め意思決定する。(アート)
    ヒューリスティック = 経験によって妥当な回を求め意思決定する。(クラフト)
  事実と理論に基づいて最適解を求め意思決定する。(サイエンス)
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