行動経済学とは?

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コラム
皆さん、行動経済学はご存じでしょうか?
ココナラで出品されている方々はご存じですかね(^^♪
簡単に言うと、人の経済活動を心理学の面から分析した経済学です。

今日は少し、その話をしたいと思います。

解釈レベル理論

いきなり難しい用語が出てきましたね。
「解釈レベル理論」とは、人は解釈の違いで行動の影響が出ることを示したものです。

人は心理的に、近くのものであれば具体的に、遠いものであれば抽象的に考える傾向にあります。
遠くから見れば森全体が見えますが、近くだと全体が見えない代わりに木がしっかり見えませんか?
そういう事です。

例えば、何かについて後悔する時、やってから後悔するのとやってなくて後悔するとではどちらが大きいですか?

そして、何かをすれば、具体的に考えられるので、やってからは後悔しますが、時間がたつにつれて忘れてくるので、後悔も小さくなります。
逆に、何もしていないと、初めは具体的に考える事はそもそもできないので後悔しませんが、時間がたつと、「あの時、行動していればよかった。」と後悔するようになるのです。

時間選好・時間割引率

将来に貰えるより、今貰った方が嬉しい事ってありませんか?
それが、「時間選好」です。
その度合いを示したのが、「時間割引率」です。

金額が多少安くてもいいから、すぐにお金が欲しいという人は割引率の高い人、逆に、後でもいいから満額で欲しいという人は割引率の低い人です。

割引率の高い人は、簡単に言うとせっかちな人、悪い言い方をすれば我慢弱い人です。

例えていうなら、節約に失敗しやすい人。
節約に成功したら、その後の人生は楽ですよね。
でも、それより、目の前の自分の欲しいものを優先するという事です。

あ、こういう近い将来を優先する事を「現在志向バイアス」というそうです。

また、それと関連して、「双曲割引」というものがあります。
簡潔に言うと、「人は、遠い将来の事は気長に待てるが、近い将来の事は待てない。」という事です。

人間、遠い将来の事はあんまり想像できませんよね。
介護の仕事をしているならまだしも、普通のお若い方が、自分の老後の事を想像できるでしょうか?
それよりは、結婚や、もっと言うと目の前の仕事や恋愛の事が優先事項ではないでしょうか?

この双曲割引で考えると、時間割引率は時間ともに落ちていきます。

まとめ

「解釈レベル理論」   遠い未来ほど抽象的に見える。
「時間選好」      今すぐに得られる方が嬉しい。
「時間割引率」     「時間選好」の度合い。
「現在志向バイアス」  近い将来の方が大切。
「双曲割引」      遠い将来ほど待てるようになる。

非常のためになるので、覚えておきましょう('◇')ゞ

「参考文献」
9割の損は行動経済学でサケられる 非合理な行動を避け、幸福な人間に変わる
著者:橋本之克


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